ヤクにもタタない話 #190320

ボクはいつも話のネタがなくなると傘の話をする。
傘はどうしてこんなに産まれてから長い年月が経っているのに、形状の最適解みたいな最終形態にたどり着かないのだろうと。
いつまでたっても手はふさがり、風に弱く、足元は濡れる。さりとてカッパより着脱が容易。
何か上手く進化できないかと暇なときに考える定番のネタだ。

いつもボクがハッとするときはTumblrを眺めているときが多いが、今回もご多分に漏れず偶然流れてきたPostだった。それが冒頭のもの。

家(実家、賃貸に限らず帰る場所)を、完全なる雨具という視点で考えたことはなかった。

雨風から完全に遮断される場所としても、自分が社会的な見えない雨風からも完全に遮断される場所としても、家は確かに完全なる雨具だった。
もし家の中が雨漏りしていると、それはどこにも安らぐ場所がないことになるのかもしれない。

そう考えると移動しているくらい雨風を完全に遮断する必要はないのではないかということに気づいた。雨風をしのぐには傘は不便すぎる。だから濡れたって良い。

それでももしどこにいても雨風をしのげる雨具があったら、どんな世界になるのだろうか。

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