最速最低の酒

悪酒といえばよいのか、低俗酒というべきなのかは曖昧だが、度重なる「取りやすいところから税金とったろw」という雑な酒税課税によってギャンギレした各種酒造メーカーが公共良俗を放り投げて生み出した製品。いわゆる「ストロング系」のチューハイは各社でその質にバラつきがある。

記憶にある最初の元祖ストロング系は氷結だったと思う。
これが始めっからアクセル下手踏みで、通常の氷結シリーズの製造ラインとは異なるアルコールで割ったような、まさに悪酔いをする商品だった。
工業エタノールで割ったんじゃないのか?というのは、これを飲んで二日酔いした人々の声。でもたぶん限りなくそれに近い。

氷結ストロングが売れてきて、ある意味このストロング系の代名詞となるのが「ストロングゼロ」。これまた酷い二日酔いを引き起こしやすかったが、面白いことにVirtualYoutuberの輝夜月が「聞くストロングゼロ」と称されてた頃に、「ストロングゼロのレモン」がバカ売れしたこともあって、一定期間は配合していたアルコールの質が良かった。が数か月後には元に戻って悪酔いするようになった。酷いアルコールだ。

王が産まれた

実はこのストロング系はコンビニのPBでも展開されていて、これまたPBの質の悪さを反映したような酷い悪酔いを生みだす商品が多かった。

しかしそれでも飲めば次の日に二日酔いになるという程度だったのだが、さっきセブンで何気なしに買った商品は、まさにオタクムーブ的に「ほう、そうきましたか」と言わざるを得ないとんでもない悪酔いをさせた。

というか飲みながら頭痛がした。

二日酔いで頭痛がするならわかるが、飲みながら頭痛がするというとんでもない製品が爆誕してた。
まさにストロングシリーズの王とも言える商品だ。
その名は「アサヒ クリアクーラー マスカット・グレープ」。
これは決して飲んではいけないやつだ…。

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