値段

化粧品の値段と、コスパの良い化粧品の選び方の話

「大量生産されている、雑貨や安い衣料なんかは、生産コストを抑えるために、海外の工場で作られている」という話は有名ですよね。

「MADE IN」表記の後ろが「JAPAN」じゃないものは、一昔前よりかなり増えました。

じゃあ逆に、化粧品や医薬品は? という疑問もでますが、この辺りは医療機器等法(旧薬事法)で守られているので、海外で作られることは少ないです。

日本の「肌に付けたり、服用して、人体に影響が出るかもしれないもの」の基準は結構厳しいので、海外の基準ではクリアしても日本で「医薬品」や「化粧品」として販売できないと判断されることが多いからです。

不安な報道されることも多いけど、日本政府はこの辺はちゃんと、みんなの健康守ろうとしてくれてますよ。


1.じゃあ化粧品が高いのは、何故?

さて、じゃあ国内産だから化粧品は高いの? って話になりますが、これはちょっと違います。

超ぶっちゃけるけど、化粧品の値段には、広告費が多く含まれます。

広告費、輸送費、容器代、などなど。

広告費って、パッとCMくらいしか思い浮かびませんけど、意外と色々かかってるんですよ。

●雑誌のページの合間に、ファンデの広告載ってません?
●WEB上で開いたサイトに、化粧水のバナーありません?
●ドラッグストアやスーパーに大きな化粧品のポスター貼ってありません?
●もちろん、テレビのCMも

動画もあれば、一枚で簡潔に宣伝できるような小ぎれいな広告もありますよね。ああいうの全部、莫大なお金をかけて作ってるわけです。

作るだけじゃなくて、時には載せてくれる雑誌に掲載料払ったり、全国のお店に送る郵送費がかかったりもします。

薄い本も、作るのにもお金かかるし、委託先やイベント会場へ搬送するのにお金かかりますもんね。

有名メーカー、とりわけよく広告宣伝を見かけるような化粧品は、この広告宣伝費が高くついてるものもあります。

シャンプーやボディソープで考えるとわかりやすいかも。

近くのスーパーのプライベート商品(そのスーパーが独自で作ってる、安くてパッケージが簡素なやつ)とか、有名メーカー品より断然安いのがあるでしょう。イオンのト●プバリュみたいなやつです。

あれは広告宣伝費や容器代なんかを抑えてるから安いんです。CMはたまにあるけど、あまり雑誌なんかには載ってないですもんね。

だから、医薬品や化粧品で、裏側の配合成分を見て、「大体一緒なのに、何でこんなに高いんだ?」と思ったら、そこには雑誌の掲載費や、広告のモデルさんの人件費や、ポスターのデザイナーの人件費や、そのお店まで運ばれてきた郵送費分上乗せされてるということが多いです。

まあそこは、薄い本作って売るのも、印刷費(制作費、容器代)手間賃(人件費)とか頒布する人のイベント参加費(掲載料)とか交通費(郵送費)とかも考えて値段付けるし、ある程度は仕方ないですね。

まあ勿論、化粧品業界的に目新しい成分が配合されてるようなものは、長年の研究費、技術費用なんかもかかってくるので、一概には言えないところもありますが。


2.良いものを使いつつ、コスパ良くする、消費者のポイント

理屈はわかるけど、やっぱり買い物する側としては、化粧品は安くすませたいですよね。

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