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2022年を管巻きながら振り返る【1月編】

まずはじめにやくたいもない話

パロディ扉絵

2021年12月に3年務めたアルバイトを辞めました。
正直、組織に時間を使うことに疲れました。
なので2022年は絵のみで生活をすることから始めました。

そして無事に1年間なんとか生きております。
勢いで仕事辞めて絵だけで生きてくぜ。なんてこと、すべての絵描きの正解とは絶対言えませんが、いままで6年間アルバイトをしながら出れるものには出て描いていたので受け入れてくださるライブハウスやミュージシャンや絵描きの知り合いがいました。周りに活動につながる環境があったことはまず感謝しかありません。1年間白黒灰脂を見ていてくださり誠にありがとうございました。

この1年間を少しずつ振り返りながら書きたく思います。
日頃がひねくれ者なので面白いことは多分書けませんが見た方はお付き合いいただきたく思います。あと多分ですが変化が一番大きかったからか特に1月が長い。

1月総振り返り

■はじめての営業

さぁ心機一転で描いてくぞ。と息巻いてもこれまで声がかかったところに出ていくことが多く、いままで『営業』したことがなかったのです。
さてどうしようかとTwitterで誘ってくださいとツイートした時に4件ライブペイントのお誘いが来て嬉しかったです。
そして過去に『描鳴前夜-KAKUMEIZENYA-』を開催した四谷アウトブレイクが諸事情すったもんだなんやかんやあって店長が変わったタイミング年明け一発目に「シン•今夜、四谷の地下室で」を3DAYS開催した際に「描かせてください」とDMした。
当時は必死だった。ライブハウスで描かせていただいてた経験が多くてもスタッフさん全員とメチャクチャ仲良いレベルか…というと当時は「人見知りすぎてそこまでは…」というくらいだったから基本自信がないのもあり必死だった。「絵も描き上がったものお渡しします。僕は1DAY1枚3日間びっしりしかも3枚繋がった描けます。最初から最後まで全バンド描けます。何時間でも描けます。」とそんな旨をシン・店長タチハナさんにDMした。やれるかやれないかでなくやるしかないとだけ考えていた。
元々ライブハウスで音楽に関わる仕事がしたかったこともあってのDMでしたが四谷アウトブレイクの皆さまは快く描かせてくださった。この1年間の四谷アウトブレイクのライブペイントが本当にいまに関わっていると思います。

■シン•今夜、四谷の地下室で

シン•今夜、四谷の地下室で 3DAYS

この3日間はいい意味で地獄でした。シン・店長を祝う一発目ということもあり濃度の高い演者ばかりで名前を聞いたことがある演者さんも初めましての演者さんもご無沙汰の演者さんも毎回パフォーマンスに驚きながら描いていく3日間でした。

meDag.

元々、四谷アウトブレイクは以前からジャケット描かせていただいたりライブに呼んでいただいたりとお世話になりっぱなしの「meDag.」のお二人が紹介してくださったライブハウスで、ここで初めて描いたのが「じどうぽるの砲」だったので当時は「ヤベエとこ来たな」感がありましたが、あの頃よりも場数を踏んできて改めて立った2022年のシン・四谷アウトブレイクは「もっとヤベエとこだったな」と今までの経験の浅瀬感を感じ入った。
ただかつてのmeDag.ワンマンで描いた際にmeDag.は僕の描く姿を「美しい」と表現した。
これを裏切りたくないし失望されたくないしやっぱり絵描きはライブハウスに向いてないよねなんて言われたくなかったのです。ならばやる選択以外ないよね。この気持ちがブレなかったのはこの1年間で大きかった気がします。

■描き方が変化した

そして、この「シン•今夜、四谷の地下室で」をきっかけに大きく「描き方」が変わった。
これ以前までは比較的演者やライブの楽曲での『イメージ』を濃くモチーフに落とし込んでいて「勢いの強いバンド⇒龍とか虎で勢いを表現」「ライブの音楽にノって勢いで描く」て具合が多かったのですが、このイベントでは来場のお客さんも多くあまり動けなかったのがあって、そして濃い演者が多かったこともあり「演者本人を白黒灰脂フィルターを通して表現」「身体を使わず手数を増やして描く」ムーブにシフトしていた。そのおかげで線やアングルに気を遣うことができてマンガチックなテイストも入れ込めて絵としての完成度が高くなったと思う。量描き込めるようになったので墨はベタ程度でマジックオンリーになっていったのもここからですね。
演者本人が描かれるようになったことで演者本人も喜んでくれたり写真を撮ってSNSに載せたりしてくださったのは嬉しかったですね。狙ってなかったとはいえ今年に入って初対面の方に「白黒灰脂」を知っていただいていたことが多々あったのはこういうところも理由だったのかなと思う。宣伝という意味では四谷アウトブレイクがこれ以降の絵もフロアに飾り続けてくださっていることが一番大きいですが。感謝しかないですね。

そして終わりにもやくたいもない話

やっぱり長くなりましたが1月は仕方ないですね。そしてやっぱり特に面白みないじゃないか。でも本当にいま現在への変質のきっかけだと思いますので1月は序章的なということでここはひとつ。年内にはまとめ切りたいですので次回からは少し軽めにまとめていきます。

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