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元書記官が解説!裁判所の面接カード、合格者はこう書く
【6/12追記】
面接対策の進捗はいかがでしょうか?
裁判所の面接では、提出した面接カードの深掘り対策をすることが最も重要な対策となります。
面接カードから想定質問を考える企画を実施中であるので、自信を持って面接に挑みたい人はぜひチェックしてみてください。
【企画はこちらから】
https://koumuin-interview.com/lp/plan/
こんにちは、元裁判所書記官のモノと申します。
![](https://assets.st-note.com/img/1715963892461-HxiKTjFCc9.png?width=1200)
突然ですが、裁判所事務官試験は面接の比重が高いですよね。
だから、なんとなく面接対策が大事なことはわかってると思います。
でも、面接対策をしないといけないとわかっていても何をしたらいいのか悩みますよね。
そんな人にいつもアドバイスしてるのが、「面接カード」対策です。
なぜなら、面接カードは第一印象を左右し、面接の舵取り的な役割を担うからです。
ここで面接の流れを再確認すると、面接は、
①面接官が面接カードを読む
②面接官が質問を考える
③面接官が受験生と対面する
といった流れで進みます。
この流れから考えると、面接官がまず最初に受験生と接点を持つのが面接カードです。
つまり、面接カードは受験生の第一印象といえますよね。
実際、論理的に書かれていたり、具体的かつ端的に書かれていたりすると、面接官は受験生に対して無意識に良い印象を持ちます。
(これは、面接官をしたら違いがわかります。面接カードから無意識にイメージを作っていて、対面したときに良い意味でも悪い意味でもギャップを感じることが多々あります。)
さらに、面接官は面接カードをもとに質問を考えます。
(私が裁判所の面接を受けた時は、面接カードが黄色マーカーでビッシリと色が塗られていた!)
言い換えると、面接カードの内容によって、そのあとの質問が変わってくる、つまり面接カードは面接の舵取り的な役割を担うというわけです。
ここまで説明したように、面接カードは第一印象を決めるもの、かつ、面接の土台となるものだと言えます。
しかも、裁判所の面接は他の試験種よりも長いので、より面接カード対策が重要なんです。
そのため、裁判所に本気で合格したい人に向けて、この記事では裁判所の面接カードの書き方を徹底解説します。
合格者の実例付でたっぷり解説しています。
さらに、付録として、裁判所の仕事内容ややりがいについても紹介しています。
裁判所に合格して欲しいという強い想いで書き上げたものなので、裁判所でマジで働きたい!と考えてる人はぜひ参考にしてください。
それでは見ていきましょう!
裁判所の面接カードの内容
![](https://assets.st-note.com/img/1714826840961-NUKkk0A9Us.png?width=1200)
裁判所の面接カードで書く内容は次のとおり。
①志望動機
②趣味特技
③長所短所
④個人で頑張ったこと
⑤チームで頑張ったこと
⑥自己PR
もちろん全て重要ですが、面接カード内で枠が大きくとられている
①志望動機
④個人で頑張ったこと
⑤チームで頑張ったこと
⑥自己PR
この4つが面接では特に重要な要素となります。
以下では、この4つについて、内定につながる書き方を詳しく紹介します。
志望動機
![](https://assets.st-note.com/img/1714825903815-aaNlu41inQ.png?width=1200)
まずは志望動機について。
裁判所の志望動機は激ムズ
裁判所の志望動機って難しいですよね。
公務員の志望動機はどこも難しいのですが、裁判所は特に難しい。
というのも、多くの人が裁判に関わったことがないから。身近でないからですね。
「裁判所に傍聴でいったことがある」
「大学で裁判について学んだ」
ほとんどの人が裁判所との関わりはこの程度のものだと思います。
これだけだと、関わりが薄くてなかなか志望動機を作るのが難しいですよね。
一方、例えば県庁や市役所なら、
「子育て支援をしたい」
「企業支援がしたい」
「観光政策にとりくみたい」
といったことを自分の経験から語ることができます。
それは県庁や市役所は自分の生活に身近な存在だから。
また専門職だっとしても、労基の場合だと、
「ブラック企業をなくしたい」
ということを、自分の経験から語れますよね。
アルバイトなどで、労働は身近な存在だからですね。
基本的に公務員の志望動機は難しいのですが、志望先が日常生活に近い存在であるほど、志望動機は作りやすいです。
なので、例えば訴えることがライフワークになってる人であれば、志望動機は作りやすいのだと思います。
でもそんな人はほとんどいなくて、多くの人にとっては、裁判所は日常生活からかけはなれた存在。
だから、裁判所の志望動機は難しく、みんなが悩む項目となります。
ただ、しっかりとコツを掴めば、書き上げることができるので心配はいりません。
そんなコツを一緒に見ていきましょう。
合格につながる志望動機の構成
志望動機が難しいとはいえ、合格するためにはなんとしてでも志望動機を作り上げないといけません。
では、どのようなかたちで志望動機を書けばいいのか。
基本的な構成は次の通りです。
① 裁判所で実現したいこと
↓
② ①の理由
↓
③ どのように活躍できるか(自己PR)
構成自体はかなりシンプル。
裁判所で何がしたくて、それはなぜなのか。
これを答えるだけでOK
これだけ書けば、志望動機でマイナス評価をされることはありません。
ただ、シンプルなんだけど、書き始めるとやっぱり難しい。
書けたとしても、しっくりこない。
それが裁判所の志望動機ですね。
以下では、よくある失敗事例とともに、志望動機の作り方を具体的に紹介していきます。
要素①:実現したいこと
冒頭は「裁判所で実現したいこと」を書きましょう。
「裁判所で取り組んでみたい仕事」でもOKです。
イメージがわきやすいように、合格者が実際に伝えていたものを紹介します。
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