会津大学 30時間進捗コンペ
2021年のクリスマスの25日とその翌日の26日に、会津大学の友人達と「30時間進捗コンペ」に参加してきた。
すごく楽しかったので、珍しく記事に書く。
これ何?
会津大学Zliサークルのイベントで、名前の通り30時間こもって、進捗を出すコンペ。会場は企業さんの施設を利用させてもらった。大きく2部屋あって、1部屋を雑談、MTGスペース、もう1部屋を集中作業スペースにした。途中参加組、途中離脱組がいたが、常に10人以上は会場にいたと思う。
スケジュール
2時間を1セットとして、以下のことを繰り返す。
1時間45分:作業(分野は何でもOK)
15分:slackで進捗を報告 & 自分以外の人に計5ポイントを割り振る
もちろん、食事をしに行ったり、睡眠をしても良いが、その分のポイントは評価されないことが多い。
景品
ポイントの合計によって、Amazonカードが贈られる。
また、イベントの最後に今までの成果をまとめて発表する場が用意されている。そこでは1人1票を自分以外の参加者に投じ、上位の人には同じくAmazonカードが贈られる。
何したか
実は一番書きたい面白い出来事があるが、プライバシーの観点と内輪ネタすぎるので省略する。
スタート 25日11:00
前日にslackで「11時に集合してください!」と言われたので、私はちゃんと10時40分に着いた。その時にはまだ雪が降っていなかったが、とても肌寒かった。ただ、施設を借りた先輩から「ちょっと待って」と連絡がきたので、素直に外で待つことにした。
11時前になると流石に参加者が4人くらい集まって来た。あれ、他の人たちは?
主催者グループは車で買い出しに行ってくれたらしく、11時半ほどに来た。てか、扉がまだ開けられないんですけど?
結局その先輩が来て、室内に入れたのは11時40分ごろ。そうです、悲しいかなこれが会津大生のタイムマネジメントの実態なのです。
25日 12:00 ~
残りの25日は皆が集中して作業できていたので、特に言うことはない。 ちなみに私は集中部屋でイベントの企画を詰めたり、ポスターを作たりしていた。
26日 6:00
流石に皆疲れてきたのか、寝始める人も出てきた。
私も眠かったので、雑談部屋に移動をして、友人たちと会話をしながら作業を進めた。
何が辛いかと言うと、疲れたのにあと12時間も耐えないといけないという現実。たった今日が昇ったが、これが落ちるまで作業しないといけないのだ。
26日 12:00
やる気はあるが、頭がもう働かない。
私は、謎にメール整理とかフォルダ整理で進捗を稼いでいた。
26日 15:00
2021年は『ウマ娘』というゲーム?アニメ?が流行ったので、皆で有馬記念を見た。実際にお金をかけている人もいて、自分の知らない世界ってまだまだあるなーと改めて感じた。
26日 夕方
だんだん色々な人が奇行を始めた。
頭が回らない、というかそもそも目が開かない。もう、この時間になると一度も寝ていないのが、私と他数人になってきていた。なので、私の無駄なプライドは、意地でも寝ないことにフォーカスし始めた。つまり 寝ない > 進捗を出す、効率 になったわけだ。明らかに一度眠った方が進捗が出るのに、あえて眠らないことに全力を出した。これを馬鹿と思うか、馬鹿と思うかはあなた次第。
結果、頭を使わずに済むイラストという進捗を出して、何とかポイントを稼いでいた。
26日 夜
ラスト1セットあたりになった時、本当に背筋を伸ばしていても目を閉じれば気絶したように眠れそうだった。目はもう痛くて開かない。
仕方がないので、立って軽く足を左右に動かしながら、棚の前に立った。棚の上に置いたPCで動画学習を永遠に見て最終セットを乗り越えた。
終了
ここまでくるとなぜか逆に皆少し元気そうだった。(私は結局寝てないがな!!)
終了のベルが鳴った瞬間に目を閉じた。開放感と達成感で天に昇って消えそうだった。
最終進捗プレゼン & 結果発表
私の最終結果は次の通り。
合計ポイント98点で3位
最終発表は1位タイ(3人が1位タイ)
合計2000円を獲得した。
正直フロントやゲーム、デザインがヴィジュアル的に分かりやすく評価されがちではあった。あと、大喜利系も…
打ち上げ
近くのラーメン屋に向かった。正直食欲より睡眠欲が優っていたが、おいしそうなラーメンが目の前にくると食欲が復活。2玉おかわりした。コンペ中はコンビニ系のものしか食べていなかったので、本当に美味しかった。
帰る
行きは自転車で20分ほどかかった。ただし、帰るときには雪が15cmほど降り積り、気温は-5度になっていた。この環境の中、30分ほどかけてトボトボ帰った。
家に着く
帰ると不思議なもので、意外と眠くない。
「あれ?これ私寝なくていい体になったんじゃないか?」とか思ったが何かおかしい。なんか全体的に夢の中にいるような感覚でふわーとしてきた。押し入れの中から神様が現れて、「君、実は過労で死にましたよ(笑)」と言われても信じられるくらいフワーっと。
流石にやばいのでベッドに入ったら瞬殺で寝れました。めでたしめでたし。
参加して良かった点
自分のMaxを知れた
30時間ガチで寝らないで作業を続けられたのは自分でも驚いた。周りよりも早く眠くなる経験が多かったが、意外と気合でなんとかなるらしい。(ちなみにレッドブルの力を2本もらったが、それ以外にカフェイン系は飲んでません。)
他の分野を知れた
情報学部は分野が広すぎるので、同じ学部の人でも全然違うことをやっていたりする。私はデザインをやったので、周りの人からは珍しかったと思う。逆に私は人工知能や、VR、回路設計などの作業を見れて新鮮だった。
また、作業を見るだけではなく、お互いの分野について話し合いがすぐにできるのも楽しかった。
狂気を知れた
こんなイベントに嬉々として参加している時点で、他の大学、というか会津大学の中でも狂気ではある。ただ、参加者の中にはその中でも明らかに狂気じみた成果を出している人(主に先輩方)がいた。
私はただ寝なかっただけだが、その人たちはすごいスピードで進捗を挙げ、効率を落とさずに作業を続ける様子は普通に怖かった。自分がそうなれるかはさておき、人間の限界を見れた気がして、とてもよかった。
最後に
努力は誰でもしたいものだと思うが、実際にやれるかはかなり環境に依存すると個人的に思っている。だからこそ、周りに努力している人がたくさんいる環境にいれて、とても幸せだと思った。
本当に最後に
最後だから、1つだけ内輪ネタを言わせてほしい。
「今何時?」
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