フェミニストの人へ。女性の工学部の人を増やしてください。

日本は女性の社会進出が遅れている。それ故、男性を社会から追い出してもいいから女性中心の社会にしたいという過激な論調も見られる。

しかし、日本は多くの製造業によって支えられている。そして、日本を代表する大企業を構成しているのは、主に工学部を卒業した理系の学生だった人たちである。その工学部の学生の大半は、男である。
機械工学分野だと70人中2人しか女性がいないようなこともあった。
一方で海外に目を向けると、MITなんかは42%が女性で構成されている
つまり、日本の大学での工学部における男女比をもっと平等にする試みをしなければ、女性の社会進出は進まないと思うのだ。

なぜ、女性が工学部に進まないのか。
機械、情報技術、電子制御といった分野に女性が興味を持たないからだと簡単に片付けられてしまうことも多い。
しかし、私はそうは思わない。私の周りでも、男でも、機械が、情報が、電子制御がすごくやりたくて工学部を選んだという人は少数派である。そしてそういう人は口を揃えて言う。
「就職に有利って聞いた。有名な大きい会社に入りやすいと聞いた」と。
ひっくり返せば、女性が工学部にあまり来ない理由は
「有名な大きな会社に入らなくてもいい」
という甘えに他ならないと思う。そして、理系に来る女性の多くが人生設計として、薬剤師、看護師といった資格のある仕事に頼る。出世欲はないのか。
もっと新しい技術で、世界を変えたい!という気概を持った女性がドンドン出てきてほしい。特に、まだまだ世界で戦えている技術分野が多くあるのだから、そういう分野にこそ、女性の力が必要だと思うのだ。

頼むから早く工学部の女性比率を増えてほしい。
今、工学部で頑張っている女性の多くが、周りに同性が少ない環境で、必死に頑張っている。
ネットでよく見る、過激なフェミニストの言葉は孤独に技術で世界と闘う女性の何の後押しにもならない。

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