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【第2回yos杯予選全勝】248日目のミュウVMAX〜基本超エネルギー3枚採用のワケ〜【全文無料】

【はじめに】

みなさんはじめまして、モンテます。

普段は茨城に住んでおり、ポケモンカードは週末に都内や神奈川の自主大会に参加して楽しんでます。

先月の5月29日(日)に第2回yos杯に参加してきた結果、予選が6勝0敗、トーナメント1回戦負けでした。

今回は当日大会で使用したミュウVMAXの紹介をしようと思います。

【デッキの選択理由】

まずデッキの選択理由ですが、

実は私このミュウVMAX1つしかデッキを持っておりません。

フュージョンアーツの発売日から今日まで環境毎にパーツを変えながらミュウVMAXを使い続けています。
(シティリーグもS4以降はずっとミュウ、CL京都、愛知どちらもミュウ、フュージョンアーツ発売日2021年9月24日から現在までの自主大会も全てミュウ)

ダークファンタズマ環境の現在でもミュウVMAXは強く戦えるデッキの1つであり、他に選択肢はありませんでした。

【デッキレシピ】

デッキコード 8Yc8a8-9E4QjE-a88D8G

こちらがyos杯で使用したミュウVMAXとなります。

ちなみにダークファンタズマ発売日以降はずっとこのデッキを使用しております。

ダークファンタズマ発売日の次の日のシティリーグS6もこちらで出場しました。

特筆すべきは基本超エネルギー3枚採用、ダブルターボエネルギー1枚採用のエネルギー配分です。

ここからはこのエネルギー配分に至った経緯を説明したいと思います。

【ダークファンタズマ考察】

2022年5月13日、ダークファンタズマが発売されました。

私はいつも新弾が発売されると、

A.ミュウVMAXに入れたいカード

B.ミュウVMAXを使用していて相手に使われると困るカード

の2点を対戦を想定しながらカードリストをチェックしています。

Aは今の対戦環境では特にありませんでしたが、Bに関しては圧倒的に困るカードが1枚。

そのカードがこちら↓

はい、強いです。

すぐに思い浮かんだのはアルセウス裏工作で使われたらきつそうというイメージ。

特性じあいのヴェールがミュウ視点だと本当に厄介。

従来のミュウVMAXデッキはダブルターボエネルギーが2〜3枚採用されている構築がほとんどです。

例えば、かがやくサーナイトが相手の場にいて、ダブルターボエネルギーがついているミュウVMAXのテクノバスターでVSTARポケモンを一撃できぜつさせようとすると、ダメージが+30されるカード(こだわりベルトやパワータブレット、ダンデなど)を3枚使っても

210+(30×3)-20-20=260

と、HP270以上のVSTARポケモンをきぜつさせることができません。

仮にダメージが+30されるカードを4枚使って1体目のVSTARポケモンをきぜつさせたとして、2体目を一撃できぜつさせるのはあまり現実的ではありません。

対戦で多く見かけるVSTARポケモンはワザのダメージが大きいものが多く、こちらが一撃できぜつさせられないとサイドレースで間に合わない可能性があります。

この問題を解消するためには

A.別の方法でダメカンをのせる

B.ダブルターボエネルギーをつけない(枚数を減らす)

のどちらかを満たす必要があると考えました。

Aに関してはホラー超エネルギー、いにしえの墓地、ゴツゴツメットなどが思いつきましたが、どれも能動的にダメカンをのせられるカードではないので、あまり良い方法ではないのかなと判断しました。

Bは単純にダブルターボエネルギーの枚数を減らすだけなのでこちらの方法を試すことにしました。

しかし、エネルギーがフュージョンエネルギー4枚と1〜2枚のダブルターボエネルギーだけでは明らかに枚数が足りないと思い、ほかのエネルギーを入れることを検討しました。

候補として挙がったのは、

  • 基本超エネルギー

  • ホラー超エネルギー(①のことから)

  • キャプチャーエネルギー(初動の展開札)

しかし、ここであることに気付きました。

それは、1枚でミュウVMAXでワザが打てるダブルターボエネルギーを減らし他のエネルギーを増やした場合、手札からエネルギーをつけられるかどうかがかなり重要になるのではないかということです。

例えば、1ターン目に手札からエネルギーをつけることができず、2ターン目にボスの指令を使い、ミュウVMAXでベンチのポケモンにワザを打ちたい場合、山札にある少ないダブルターボエネルギーを手札に持ってこなければいけません。

元々エネルギーの総数が多いデッキでもないので毎ターンちゃんと手札からエネルギーをつけるためにサーチ手段のある霧の水晶を採用しました。

霧の水晶。
超タイプポケモン主軸のデッキでは必須級のカード。

自分もダブルターボエネルギーが複数入る構築の前はこちらのカードを採用していました。

ミュウVMAXでもこちらのカードは非常に強く、メインアタッカーであるミュウVMAXの進化前のミュウVや、後攻1ターン目にワザをよく使うメロエッタ、基本超エネルギーにも触ることができるためポケモンにもエネルギーにもなれる万能カードです。

また、特性かぼちゃのあなで頂への雪道をトラッシュすることができるバケッチャをこのカード1枚で持ってくることもできます。

基本超エネルギーと霧の水晶を採用すれば、エネルギーの枚数はそこまで増やさずにエネルギーになれるカードを増やすことができると思い、上の構築に至りました。

【現在のエネルギー配分の強い点】

①メロエッタを継続的に強く使うことができる

ここが1番強くなったと感じるところでした。

最近のポケモンカードはレジギガス、ヒスイゾロアークVSTARなど、弱点を突かずともミュウVMAXを一撃できぜつさせる可能性のあるポケモンが増えています。

上記のポケモンを使うデッキと対戦する場合、ミュウVMAXを迂闊に進化してしまうと、3→2→1とサイドを取られ3回の攻撃で負けてしまいます。

そのためメロエッタを2体使う必要がありますが、従来のミュウVMAXデッキのメロエッタがワザを使う場合、

A.フュージョンエネルギー+フュージョンエネルギー

B.フュージョンエネルギー+ダブルターボエネルギー

この2パターンが多いと思います。

Aに関してはフュージョンエネルギーが2枚ついたメロエッタがきぜつすると、場のフュージョンエネルギーの最大枚数が2枚となり、2体目のメロエッタのワザでHPの大きいポケモンをきぜつさせることが難しくなります。

Bもダブルターボエネルギーの−20ダメージによってパワータブレットが必要になることが多いです。

上記2枚を使用したデッキを例に挙げても

HP130のレジポケモン
メロディアスエコー(フュージョンエネルギー2枚)
140-20=120

HP260〜270のヒスイゾロアークVSTAR
メロディアスエコー(フュージョンエネルギー3枚)+パワータブレット2枚
210+(30×2)−20=250

など他の対面でもダブルターボエネルギーの影響で、本来は必要でないはずのパワータブレットを使わなければいけない場面が増えてしまいます。

この2点の手札からつけるエネルギーが基本超エネルギーに変わるだけでメロエッタの継続的なダメージアップに繋がり、結果パワータブレットを温存することができるため、必要なところで集めやすくなります。

②特殊エネルギーに対して強いカードに強くなる

基本エネルギーの枚数が増えたことで、対戦でよく見るカードで挙げると上記の3枚に対してとても強くなりました。

yos杯の予選最終戦でも
アルセウスVSTAR+ジュラルドンVMAXのデッキと対戦し、基本超エネルギーを2枚つけたミュウVMAXを作って勝利することができました。

主に強いと思ったのはこの2点ですが、

  • ミュウVMAX本体でダイミラクルが使いやすくなった

などの細かいところでの強い点もあります。

【おわりに】

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

この記事を読んで何かお聞きしたいことがあれば、DMで気軽に質問お待ちしております。

来週末JCSを控えている方、自主大会やジムバトルのデッキに悩んでいる方など、この記事が少しでもみなさまのお役に立てば幸いです。

主催のyosくん、運営やジャッジの方々、対戦してくれた方々本当にありがとうございました。

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