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【住まい】 文京から江東に移り住み1年半経ったという話【江東区】 2,206文字

はじめに


東京都の区部、いわゆる23区ほど、その狭く限られた区域の中のどこに住んでいるかが、人々の興味や関心の対象になっている土地はこの日本で他を探しても無いと確信している。

その人の性格がどうとか、そういう個性の話の以前に、その人の住所(居住地)で人種や属性を判断をされることさえある。

例えば、千代田区・港区は富裕層、文京区は教育熱心な家庭、渋谷区・目黒区はおしゃれ、墨田区・台東区は下町の頑固オヤジが多い、などがそれ。

今回は自分の住んでいる区の話を、少ししてみようと思う。

前置き:23区(東京都区部)一覧

東京都区部(とうきょうとくぶ)は、東京都の23の特別区から構成される区域[3]。一般的には東京23区と呼ばれることが多い。

もとは府県制と市制による東京府東京市だったが、東京府と東京市を廃した1943年(昭和18年)7月の東京都制施行後に旧東京市域を指してこのように称することとなった。東京都制を廃した1947年(昭和22年)5月の地方自治法施行後もこの呼称は継続して使用されている。

wikipedia 東京都区部 より
wikipedia 東京都区部 より

情報の両極端な部分を読み取ると、
●最も人口が多い区が世田谷区、最も人口が少ない区が千代田区
●最も面積の大きい区が大田区、最も面積の小さい区が台東区
●最も人口密度の高い区が豊島区、最も人口密度の低い区が千代田区

概ね、私が持ち合わせている感覚との違和感は無い。

(余談だが、学生時代の定期考査の時間が余って暇な時、よく23区を片っ端から余白に書いていた。そしてなぜか杉並と中野が最後の方まで書き出せなかった記憶がある。ごめんなさい。)

もんなかくんのホームタウン

次に、もんなかくんの東京での居住歴をお伝えする。

文京区に約3年、その後は江東区に移って約1年半住んでいる。
そう、”もんなかくん”は、実は”ほんごうくん”でだったのだ。

立地に着目してみると、文京区は山手線の内側にあり台地と谷地から成る、江東区は山手線の外側かつ隅田川以東の平地から成る。

皇居⇆自宅の距離は、文京区時代の住まいと、現在の江東区の住まい、それぞれ同じくらいの距離であることもあり、江東区を郊外と感じることは殆ど皆無である。

文化面について着目すると、文京区はその名の通り文京地区であると思う。
その理由として、東京大学を頂点とする教育機関の多さが際立つ。しかもどの学校も全国区で名が通っている。

また、国立の小学校が3校あり、低学年のうちは近くの自宅から通わせたいという親御さんの想いから、そういった家庭が区外から転入してくることが一つの恒例行事のようにもなっている。「教育虐待」に追い詰められる子どもたちもいるらしい。恐ろしい。(もちろん文京区に限った話ではないが、発生比率は他の区と比較すると高そうだ。)


つまるところ、私の生活レベルでは、文京区よりも江東区の方が住環境としては適しているのだろう、というのが今のところの感想だ。

私がそう感じる理由をいくつかの事実に基づいて整理していきたいと思う。
目的としては、情報収集し事実と自らの感覚がどれだけ合っているのか、もしくは乖離があるのか確認する、ということになる。

江東区の方が良いと思ったポイント

●ちゃんと駐車場がある
┗コンビニ大手、ファミリーマートの店舗検索機能に駐車場有無のフィルターがある。
その結果、文京区の駐車場有り店舗は1/40店舗に対し、江東区は15/82店舗。自動車やオートバイが移動手段になっている人間にとっては、駐禁の心配の必要がなく助かる。特に神奈川県生まれのもんなかくんにとっては。

●景観が良い
┗江東区の南部は、ウォーターフロント的な側面があることから、豊洲、永代、越中島を始めとする景観の良いスポットが存在する。
しかもそういうところにはランニングコースが整備されているので、ランニングや犬の散歩に役立てている。
その証拠に、区は「水彩都市」と自称している一方で区の大部分が「ゼロメートル地帯」でもある。
他方で、東京で一番低い場所は亀戸水神駅周辺で、”標高マイナス2m”らしい。

●坂道が無い
┗元々低地であるが、坂が無い。そのため土砂災害の心配が一切ない。土砂災害ハザードマップも作成されていない。
一方で文京区の壱岐坂や真砂坂など白山通りと本郷通りを結ぶ坂道は最大20メートルほどの高低差がある。
坂道は風情があるが、住民からすれば、無い方がいい。自転車で移動する人は特にそうだろう。

●犬に優しい街
┗既出の景観が良いという点にも関連するが、車が通らない整備された道が多い。加えて、無料のドッグランが整備された都立公園があることだ。
例えば。木場公園、辰巳の森海浜公園、豊洲ぐるり公園、塩浜の運河沿いの散歩道。
文京区でいうと、目白台運動公園などだろうか。

さいごに

引っ越し当初は文京区が恋しかったが、今は全く未練が無い。住めば都というが、まさにその通りで、住んでいる環境や世間の印象に左右されないような強い人間になっていくことのほうが重要だったりするのでは。

新卒で北関東に転勤となり、やっぱり東京で生活したいと転職をして望んでいたものは手に入れたが、東京である必要性があったのかというと必ずしもそうでないと思っている。

結果的には、転職してからの怒涛の4年半は東京という街のエネルギーに図らずとも救われてきた、ということで締めたいと思う。


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