無力な私【付録】会室の暴風だった私

無力な私』のなかで登場した、十代の私が書いたみずみずしい文章を公開しようと思う。よくわからない言葉も含まれているため、そのうち気が向いたら解説でも書いてみよう。誰にも期待されていない。わかっている。でもこれは私の自己満足だから、それでいいのだ。

まずは、生徒会長就任時。当時、高校1年生だった私の文章から。

「会室の暴風雨」
 はーてんこう【破天荒】だれもが思いもよらなかった驚くべき事をする(がおこる)こと。
 第48期執行部の基本方針は破天荒。図説で見つけた破天荒。だれもが思いもよらなかったことをおこす…でもまずは先輩ばなれの実行という試練を感じる今日この頃。
 今、ふと我に返って会室を見渡したら私はものすごく素晴らしい人たちに囲まれていることに改めて気付きました。みんな、キャラ濃いね。大好きです♡そんな破天荒な仲間達にぜひぜひ会いに来て下さい‼

この文章を書いたのは、就任1カ月半が経ったころ。当時から、周りの人に頼りきっていることがよくわかる。

続いて、1年後。無事、任期を終えた高校2年生の私の文章を見てほしい。

「元・会室の暴風雨」
なんか去年より書くこと多いと思うのは気のせいですか…気のせいですね。
 この一年間、本当に色々なことがありました。色々なことがありましたってこういうことを言うのですって感じ。本当に。
 振り返ってみると怒ってみたり、笑ってみたり、泣いてみたり。喜怒哀楽をフル活用しました。顔の筋肉鍛えられました。
 そんな一年間でしたが、私はとても周りの人に恵まれたなぁと思います。本当です。破天荒が何かをする度に手を貸してくれた全校生徒のみなさんはもちろんのことですが、実行委員のときから相談に乗ってくれたりわがままにつきあってくれた実委の先輩方、失敗ばかりしてたくさん迷惑かけているのに黙って私を受け入れてくれた女バスのみんな、無力な私と一緒に仕事をしてくれた実委のみんな、そしてゆか・かんかん・しぶ・白戸くん・なっちゃん・サク。本当に本当にありがとう。この出会いに感謝します♡そしてこれからもよろしく✨

この文章を書いてから十数年後、仲間との出会いに感謝していた高校生は、「出会いをつながりに変えるライター」を名乗るようになるわけだ。なかなか、人生は面白い。


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