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【研究報告書】地方観光DX!フリーランスチームで、全国各地の活性化プロジェクトをいくつ手がけられるか?

今回、私は指定企画に晴れて合格し、研究員になることができました。この記事では、私が関わった地方観光DXの研究について書いていきます。

◆実験の目的と背景

今回で3回目となった研究員制度ですが、私は初めて指定企画に関わりました。今回出された指定企画は全部で11種類。その中で私が地方観光DXのプロジェクトを選んだ理由は、2回目の研究員制度の際に指定企画の舞台になった能古島に行ったからです。私はそこで、フリーランスの力でひとつの島が活性化していく様子を目の当たりにしました。また、「やりたい」の気持ちで成立する組織について考えるきっかけを得ました。当時、私はプロジェクトメンバーではなく、新しい働き方LABのコミュニティマネージャーとして能古島に行きました。しかし、今回はメンバーの一人として、プロジェクトに関わりたいと考え応募しました。

◆活動の概要

今回、私たちは「フリーランスチームで、全国各地の活性化プロジェクトをいくつ手がけられるか?」という実験にチャレンジしました。指定企画内でさまざまなプロジェクトが立ち上がり、私たちは自分が興味のあるものに手を挙げてチャレンジしていきます。私は昨年度に少し関わった能古島のプロジェクトと、もう1つのプロジェクトに参加しました(もう1つのほうはまだ進行中のためここでは具体的な内容は伏せます)。

◆実験の測定方法

「チームでいくつのプロジェクトに挑戦できるのか?」というのが、今回の実験テーマです。そのため、結果的にみんなでいくつのプロジェクトに関われたかどうかというのが、測定方法になるかと思います。全体で一体いくつのプロジェクトが立ち上がったのか……。日々リサーチをしてくれる人やPMに手を挙げてくれる人、法人格がないと官公庁の案件は対応できないため、法人責任者として関わってくれる人。いろんな人が企画の中で動いていました。まだ進行中のプロジェクトもあるため、最終的な数値はすべてのプロジェクトが終わった後に追記しようと思います。

◆能古島のプロジェクトについて

私は、この指定企画で2つのプロジェクトに参加したのですが、ここではすでにプロジェクトが終了している能古島のプロジェクトについて記載したいと思います。

CHILL FES2023は10月21日(土)に福岡県にある離島「能古島」で開催されたノマドのためのイベントです。私は自身が主催するコミュニティ「無駄団」として出店しました。

無駄団らしく無駄に祭を開催

無駄団のロゴ入り法被。業者に頼むと間に合わないため、自分でアイロンで貼り付けました。

「無駄団らしく好き勝手に遊んでいいよ」と言ってもらえたため、私は小さな時から身近にあった「地元のお祭り」を再現することにしました。私は北海道出身なのですが、北海道には子供盆踊りというローカルの盆踊りが存在します。この音源を使うために、北海盆踊り普及連合会の会長に直接電話で許可を取りました。とても優しい方で、「北海盆踊り普及連合会の公式イベントにしていいですか?」と聞いてみたところ、「どうぞどうぞ。成功するといいね」と喜んでくれました。子供盆踊りを道外で踊ったのは(しかも福岡県の離島で)、私たちが初めてかもしれません。

バーカウンターを出店風にした様子

出店も一緒に再現しました。店番を無駄団の団員たちや研究員のみんなが手伝ってくれました。Lenovo指定企画の皆さんとコラボ企画として、盆踊りでは、書道アートとの掛け合わせを、出店ではドローンを取り入れたアクティビティを出展しました。企画を通してたくさんの人と出会い、交流することができて、とてもうれしかったです。

世界中のノマドたちが浴衣で遊びに来てくれた

浴衣を着て会場に来てくれた海外ノマドのみなさん

実は、自分で企画しておきながら私の企画が成立するのか、内心とても不安でした。もちろん、私自身はとても良い企画だと思って進めていましたが、それがオフィシャルな場で受け入れられるものなのか自信がなかったのです。限られた時間の中で準備をしていると、あっという間に開場の時間になってしまいました。でもそこには、浴衣を着たノマドのみなさんがいたのです!慣れない中で浴衣を探して、身につけて、フェリーに乗って……。そうして会場に来てくれたと思うととてもうれしかったです。

自己中心的利他の成立を肌で感じることができた

NHKなどメディアの取材にも大人気だった子供盆踊り

子供盆踊りの曲が流れ始めると、焚き火の周りにゲストのみなさんが集まってきてくれました。大きな声を出して振りをレクチャーして、みんなで同じ踊りを踊っている時、とても楽しくて、ゲストのみなさんも楽しんでくれて(いるように私には見えました)、私の企画が成功していることを肌で感じました。自分の良いと思っていることで他の人を幸せにできている「自己中心的利他」の状態が今まさにここで起こっている!ということを実感しました。この瞬間を私は忘れることはないと思います。

参加者との集合写真。たくさんの方が浴衣で海を渡ってきてくれました。

◆「研究員制度」の趣旨について

本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の活動報告をするために、私個人が行った「働き方実験」についてまとめたものです。
「研究員制度」にご興味のある方はこちらへどうぞ。

https://hosting.lancers.jp/lp/lab_researcher/

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