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仙酔島ツアー2日目②

早朝、散歩に出かける。
誰もいない龍の橋で、正式参拝の練習。
橋を渡る際、息を止めなくてはいけないのだが、
途中いつ息をしていいかわからなくなり、
窒息しそうになった。
5回ほどやり直し。
朝から1人で何をやっているんだろうと虚しくなるが、後で深呼吸学部一期生のぽっくるちゃんも同じことをしていたことを知る。
自分だけじゃなかった、と2人で喜び合う。


瞑想の浜に行くと、先客がいた。アベルさんとくぼ夫妻。隕石の組成と生命の起源、20年後に一般化される宇宙旅行の話と、ハイジのおじいさんのような、くぼさんの山の暮らしが並列で語られる。
この辺は次元が重なっている場所が多いと宿のオーナーである大空さんに聞いたが、人間界も、多次元である。

二日酔いから復活したばかりで、まだオーラが半分に縮んだ状態の、デジタルファシリテーター田原さんと、神様の話をした。わたしは海の上に神を感じたが、田原さんは、洞窟で神様的なものを感じたらしい。その感覚は、僕がファシリテーションをしているときに感じる、なんとも言いようもない感覚と、とてもよく似てたんですよ。
その話が面白かったので、天文学者のアベルさんにも同じことを聞いてみた。アベルさんも、海辺で瞑想している時より、星空観察会で星の説明をしていた時の方が神的なものに近い感じがしたと言っていた。

人の数だけ神がいる。日常が頽落し、その人の関心の中に永遠が現れる。

朝食代わりに、みんなで餅つきに参加した。
青春18きっぷで、やたら時間をかけてここまでやってきた息子とうもろこしがようやく起きてきて、元気いっぱいに杵をつく。「臼が壊れるので気をつけてください」と宿の人に注意されていた。その杵は御神木でできているそうで、割らなくて本当によかった。



つきたての餅は、とてつもなく美味しい。みんなで調子に乗っておかわりをする。お雑煮のお出汁も、手作りの餡もたまらないうまさ。



ひとしきり食べてからロビーに出て、
3〜5歳の子供軍団とともに、
一足先に島を出るNTT主席研究員の松永さんのお見送りをした。
いつも難しい顔で難しい話をしている松永さんが、大きな体を折って、子供一人一人の目線に合わせ丁寧に挨拶をしている姿をみて、胸が温かくなった。

その後、宿推奨の「江戸風呂」へ。
よもぎ、琵琶の葉など、さまざまなものが炭焼きにされた洞穴状のサウナとお風呂に交互に入る。
からの、服を着たまま、みんなで海水浴。
とうもろこし、モモちゃん、アベルは、少し沖の浮島まで泳いでいく。楽しそう。
私は、足のつく浅瀬でぱちゃぱちゃ。クラゲ恐怖症の一本下駄開発者宮崎さんは、波打ち際でクラゲを探していて、それぞれに海を堪能する。

昼食は美味しい薬膳カレー。
カレーを食べながら、つねちゃん、田原さん、アベル、橘川さん、久米さん、宮崎さんと言う錚々たるメンバーに囲まれ、息子とうもろこしが嬉しそうに鉄道の話をしていた。


至る所に教訓が書かれている。(トイレにもある)あいちゃんが、これはネタなんでしょうかと眺めていた。

若い頃にどんな人に会うかで人生が決まる。
息子とうもろこしだけじゃなく、いろんな若者に、橘川さんや、橘川さんの周りの大人たちを会わせてあげたいなと思う。
深呼吸学部では年齢が上の人の方が自由度が高く、おもしろいのだ。破壊的に。

ギターを弾くとうもろこしと赤シャツの橘川さんとクラゲ恐怖症の宮崎さん


とうもろこしに、
みんなと話してどうだった?と聞くと
楽しかった!
オタクはいいね。俺もオタクになるよ!
と元気よく語っていた。
(いいのか?それで?)

全員で30人弱の旅でした


そのようにして、第一回旅する深呼吸学部仙酔島ツアーは終わった。

橘川さん、幹事のモモちゃん
旅をともにしてくれた皆さん!
大空さんはじめ、仙酔島のスタッフの方々、
本当にありがとうございました😊







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