新車営業スタッフとしての心得

新車ディーラーで、営業スタッフとして働くことを決めた皆さんには、まず一番最初に心得ておきたいことがあります。それは、商品は車ではなく、自分自身である、ということです。

今の時代、どこのメーカーの車を購入したとしても、故障で車を乗り換えないといけないというレベルになることはほとんどありません。日本の自動車メーカーに関して言えば、通常の使用環境ではどのメーカーでもまず品質で致命的ダメージを負うことはありません。(もちろん、定期点検や車検、消耗品の交換は必要になります。)

ですから、あなたが選んで入社したディーラーが取り扱いしている自動車メーカーの歴史や、企業理念、創業者の思いを学ぶことが大切です。自動車メーカーの創業者や経営者の本もたくさん出版されていますし、今の時代、ホームページやSNS、Youtubeを使って知ることができます。まずはメーカーの歴史を知り、どんな思いで商品開発されているかを良く学び、自分自身がメーカーのファンにならなくてはなりません。お客様の目線に立った時に、担当している営業スタッフが自社の商品に知識がない、好きという思いがないと、その良さはお客様には絶対に伝わりませんし、商品で迷った時には絶対に選ばれる事はありません。また、おすすめしている車種の特長がお客様のニーズに合っていることを、きちんと明示することができるか、一生懸命にお話をする、あなたの姿勢を見てお客様は購入の決定をします。

この段階に来ると、商品力はお客様の視点では1番ではなく、2番手、3番手の判断材料となってきます。あくまで、あなたの人間としての魅力が、1番の購入の決め手になるということを忘れずに、学ぶことが大切です。

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