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今週のまとめと来週の方針

今週の材料                                           ●オミクロンの感染拡大                               すでに感染拡大していたデルタ変異株で、景気が後退していた欧州のマーケットは、オミクロン変異株出現に敏感に反応、一気にリスクオフに。

●米雇用統計                                          11月感謝祭以降のマーケットは薄商いになるため、雇用統計の結果次第では大きく乱高下する可能性があった。また、テーパリングの時期がパウエル議長の発言により前倒しになるのは確定視される中での雇用統計だったが、結果は半減するというショッキングな数字。しかし、マーケットの反応は薄くNFPの数字をもってしてもリスクオフには変わりがないのか。 

総じて                                              オミクロンについては市場は織り込んでいるので、さらなるネガティブなニュース以外は反応しないように思える。現在、オミクロン感染による重症化や死亡については報告されていないので、今後のオミクロン関連情報には注視したいところ。オミクロン感染拡大でコロナウィルスの終焉になれば好材料となるが、コロナウィルスが社会に与えた影響は大きく、産業構造すら変えてしまったのは周知のとおり。さらには雇用の形態すらも変えようとしている。通信インフラのおかげで、リモートでも十分働ける事実を作ってしまったので、見方を変えると「会社勤め」というのは必要ないかもしれない。事実、米国ではコロナによって、働き方そのものに大きな変化が出てきて個人事業主が増える傾向にあるという。コロナによる影響はまだまだ続く。    引き続き、ドル買い、ユーロ売りというスタンスは継続。


12月売買方針実績                                   雇用統計ウィークということもあってマーケットは凪。普段でも指値注文が約定しにくいので、結果ポジションは少ない。雇用統計前には全ポジションは整理したので、現在の保有ポジションはなし。      

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来週のストラテジー

EURUSD 【SELL】

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時間足を見ると三角持ち合いとなっていますが、年末で薄商いということで三角持ち合いからレンジ内で収まるのかなという印象。            10月28日高値1.16922から11月24日安値1.11861の半値である1.14390を意識しながら、戻り売りを回すイメージ。


USDJPY 【BUY】

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長期トレンドは買い。しかし直近の心理的な節目として、112.50を割ると次のサポートが112ジャストとなるので要注意。21EMAの下ということもあり買いのリスクを承知で、ストップはタイトに設定するか、もしくは112円まで引き付けて買うか。MAの押し目が無いのが気にはなるが、週足の21EMAを直近のサポートもいいのかもしれない。懸念は、一目の雲の中にいること。

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雲の中は乱高下しやすいので注意。


EURCHF 【SELL】

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日足チャートの黄色(21EMA)と、その下の細い白い線(5SMA)を意識しながらの戻り売り。RCIは売られ過ぎを示唆、安値更新しているので、間もなく調整に入る可能性もあり。


GBPUSD【SELL】

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長期でも下落を示唆。ポンドはボラが高いので、深めの戻り売りで。


まとめ                                            来週はSQもあり、またラガルド総裁発言も控えているので、いつも通りのトレードに徹すること。

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