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4月14日(木)FXトレード売買方針

【マーケット概況】円安進む
昨日15時過ぎ、日銀黒田総裁の信託協会主催第97回信託大会でのあいさつの中で、緩和政策を継続する姿勢を強調したことを受けて円売りドル買いが先行しました。重要な抵抗線だった2015年6月の黒田ライン(125.86円)を抜けるとストップロスを巻き込みながら126.30円まで上昇。2002年5月以来の高値更新となりました。しかし高値警戒感と米長期金利の低下によりドル売りが出て125.38円まで下落しています。ユーロドルは地政学的リスクを背景にユーロ売りが先行。「ECB定例理事会前はユーロ売りが出やすい」ということもあって売り気配が漂う中、米長期債利回りの低下により反転ドル売りとなり日中高値を更新しました。カナダの政策金利が0.5引き上げられカナダドルは堅調な動き。ユーロ円はユーロドルと連動し反発。
米国株式市場ではダウ・ナスダックともに反発しています。原油先物は供給ひっ迫の警戒感は継続しており100ドルを越えて104ドルに上げ幅を拡大。金先物は地政学的リスクと米国での金融引き締めを受けて、流動性資産が金に流れた形となり続伸しました。

【経済指標】休場前のECB理事会に注目

本日の経済指標とイベント・要人発言

今日の注目はECB理事会とラガルド総裁の記者会見となります。


【昨日の結果と本日の売買方針 】
昨日はユーロスイス・ユーロオージーが約定しましたがストップ。ユーロスイスについてはドテンで1.01480から買いを入れました。早朝には昨日の基準とした1.01210から1.2054までの6割戻し付近1.01800で手仕舞い。結局昨日の収支は-66pipsでした。本日はユーロスイスの収支が+32pipsとなりました。ポンドドルをNY前に注文を取り消し回避は出来ましたが、ユーロオージーのストップは-45pipsだったのでリスクテイクを慎重にすべきだったと痛感。私の基本的なデイトレードは、東京もしくは欧州でポジションを取りNYで手仕舞うので、NYで取ったポジションは不利になりやすいというイメージです。

本日の売買方針

さて本日ですが、明日が主要国のマーケットが休場であることから、週次で本日が実質最終日となります。なので、調整日と考えています。そのことから、ユーロ売りで考えたいと思います。ドルは金利差から強いままですが、今日の米長期金利を横目にユーロ売りで。ユーロドルは売り。ユーロ円は売り。ドル円は買いとします。カナダ政策金利からユーロカナダ売りも原油価格を横目に注文。ユーロスイスは時間調整に入っているような動きに見えつつ、中銀のユーロ買い支えがあるのかもと思いますが買いたいものの怖さもあるので様子見。買うとしたら昨日の安値から指しても面白いかもしれませんがそこまで下げるかどうか疑問ではあります。様子見とします。
時系列で考えると、21:30のECB前には一旦手仕舞い、ECB後にトレードするとしたらスキャルとなります。大きく動いたら安値で買って高値で売るという構図でしょうか。特に大きく動くことはないとは思いますが、ここは慎重にトレードしましょう。


【 所感・・・知らんけど 】
昨日はファンダメンタルに乗じた投機筋の仕掛けに見えました。明日は主要国が休場となりますので、調整日かなという見方。投機筋は金曜日から日曜日までホールドするには地政学的リスクがあまりに高く、オーバーウィークはしないと思います。また、ウクライナ戦争の長期化をマーケットは織り込んでいるので、ここからの政治的な発言力は停戦協議に関わるものに限られそうな印象です。
ドル円は足かせが取られてしまった印象で、どこまで円安が進むのかは投機筋と日銀のガチンコ勝負な気配だと思います。130円越え159円(90年)まで行くと輸入価格の高騰化になり原発再稼働どころではなくなり、まさにスタグフレーション確実となります。インバウンドへの過度な期待よりも、国民レベルでの所得増加が急務となります。まあ、今の当局が所得対策するのは99.9%無理なので、スタグフレーションは回避不可です。他の対策として赤字国債の乱発もありますがここにきて逆効果。無理に乱発したあとに日銀再編という方法もありますが、東京株式市場も閑散としてきているので、大胆なオペとして有りなのかもしれません・・・・考えたくもありませんが。


さて本日こそ負けないトレードを!




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