④孤高のモンキー125にのって 四国の路次、八幡浜へとたどり着く
道すがら、雨雲が次第に山あいの上空に湧き出してきた。そしてまもなく、頭上に雲が覆い被さるように空が曇りだした。ふと気づくと、耳に雨粒がはたく音が聞こえ始めた。一粒、また一粒と雨足が次第に増していく。そしてあっという間に、こちらは容赦ない力強い雨に見舞われることになってしまった。
これでは走り続けるのは危険だ。そう判断し、急いで近くの道の駅に避難した。駐車場に避難した際、荷物からレインスーツを取り出して着替えた。道の駅の軒下で休憩する。そこからは、濁流となった渓流の流れが見渡