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たこやきレインボー「ボーカルの進化の歴史」② 2017年後半
たこやきレインボーは、2017年9月に3rdシングル「まねー!!マネー!?Money!!」を発売します。前山田健一氏とCMJK氏がタッグを組んだ、なんともアグレッシブなトンデモ曲。CMJK氏は、このようなツイートをされています。
本日発売たこやきレインボー「まねー!!マネー!?Money!!」を編曲させていただきました。詞曲は前山田健一氏。サーフロック+エンニオモリコーネ+ヒップホップ✖︎メロコアという保守派が眉をひそめる革新的な曲になってます。今のたこ虹ちゃんが保守でいいわけない。自信作です是非! pic.twitter.com/85efeVMADC
— CMJK (@principalcmjk) September 20, 2017
発売当初、最大コール曲とも言われていましたけど、初披露の7月炎天下、お台場パレットタウンでしたが、コールNGで、それはそれで楽しくて、めちゃくちゃ面白かった記憶があります。
いろいろな音楽要素が詰め込まれたカオスなこの楽曲。誰か忘れましたが虹家族のどなたがエイベックスの方にこの楽曲の制作意図を聞いた方がいらっしゃって、「いろいろなことを考慮して制作されてる」とのこと。その意図は何か、という話ではあるのですが...。
当時のインタビュー記事で読んだのですが、くーちゃんが「ウチらはどアウェイやホームでは、チカラが出し切れるけど、ちょっとホームのライブではチカラを出し切れない時がある」というようなことを語っていた記憶があります。
たこやきレインボーは、昔からボーカルの実力は相当なもので、でも、それゆえに、まとまりすぎてしまうようなところもある。一度、その殻をぶち壊す必要性をエイベックスの楽曲制作陣は、考えたんじゃないかと思うんですよね。
そのタイミングで発表された「まねー!!マネー!?Money!!」は、リリースイベントを重ねる度に、どんどんと表現がエスカレートしていって、より、パワフルに、力強く、破天荒なものになっていきます。
そして、「オオサカアイドルフェスティバル」が、2017年9月10日に東京・日比谷野外大音楽堂で開催されるのですが・・・。
この時のたこやきレインボーは、たこ虹史上、かつてないほど、アグレッシブでチカラ強く、良い意味で、暴力的で破壊的です。なにわンダーたこ虹バンドのサウンドも呼応するかのように、荒々しく、音圧が強め。全体を通して、アメリカ西海岸の音楽フェスをコンセプトにしているようで、この時に歌った、アンプラグドの「ええねん」は、初期のイーグルスのサウンドを彷彿とさせるものになっています。
そして、「まねー!!マネー!?Money!!」ですが、リリースイベントを通じてエスカレートしていった表現は、このライブで頂点に達して、さくちゃんは、狂気すら感じるものになっています。「かねかねかねーに振り回されて・・・♪♪」と歌いつつ、花道を駆け抜ける時の目ジカラは、ホントにすごくで、お金に振り回されてしまった人はこうなるんだな・・・っていうことが伝わってくるものになっています。
そして、まねー!は、その翌年もレインボーソニックで、歌うんですが、アグレッシブさを控えつつも、緩急をつけることで、よりミュージカル的な表現にしょうかさせてるのもまた、たこやきレインボーの凄さでもあるのですが、見比べてみると本当に面白いので、ぜひ、オオサカアイドルフェスティバル2017をご覧になってご確認ください。
2017年11月には、幕張メッセで「なにわンダーランド2017」が行われるのですが、このライブは、オオサカアイドルフェスティバルとは真逆の世界観を大事にしたコンセプトライブ。なにわンダーたこ虹バンドの音圧は、OIFと比べると弱めになっていますが、プラスチームに、竹上良成氏も加わり、とても厚みのあるサウンドになっています。
そして、幕張メッセは、会場自体がライブ用に作られたものではないはずなのに、音響の良さに驚き、
エイベックスの凄さを改めて実感したのですが・・・。
この時、たこ虹のボーカルに、ちょっとした変化を感じました。くーちゃんのボーカルが、今まで以上に、艶やかに、突き抜けるように聴こえたんですよね。あくまで私個人の主観なのですが、でも、くーちゃん推しの方の何人かに聞いたら、同じように感じた方もいらっしゃって、ああ、私だけではなかったんだと思ったのですが・・・。
そして、2018年、たこ虹のボーカルは「シャナナ☆」で、さらに変化していくのですが、その話は次回、書こうと思っています。
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