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根岸可蓮の資質

嫁と私の会話の8割は、たこやきレインボーのこと。
ライブ配信や家にいるTVを見ながら、いつも話しているのですが、よくよく考えたら、これって「毎日が感想戦」っていう感じです。
そして、この一年ほど「れんれんすごいね」ということを話すことがホントに多くなりました。
もし、「いいねカウンター」というものがあって、見ながら押していったら、れんれんの「いいね」は、いつも上位にあるんじゃないかと思います。

れんれんは、とにかく「楽しさ」にあふれるパフォーマンスをします。
少女漫画的な表現をするならば、小さい花がポンポン咲いているのが見えるようにさえ感じます。れんれんのパフォーマンスや表情をみると、ついつい顔がほころんでしまう。
れんれんは、心の底から楽しんでパフォーマンスしている・・ということが伝わってきます。
これは表現者としての最高の能力ともいうべきもので、根岸可蓮という人の人間性や人柄があふれ出ているから、ということになるのかなぁ・・・。

「Boules de poulpes S'il vous plait」というフランス語の楽曲に、両手の手の甲をすり合わせる振り付けがあって、家ではよく「スリスリ選手権」が行われます。
「女性ならではの美しいポーズを強調した振り付け」なのですが、かなり辛辣な嫁はいつも「スリスリ選手権は、れんれんがダントツ一位や!」と主張します。(もちろん私はさくちゃんが一位なのですが、それでもれんれんのスリスリはすごいぞって思います)

れんれんは、身体のラインを美しく魅せるというダンスパフォーマンスをします。
ダンスの動きの中で、女性ならではの美しいラインをみせるポーズを自然と盛り込んでいる。
だから持ち前の力強さに加えて、美しさや上品さがある。

れんれんのダンスパフォーマンスはアニメーション的ともいえます。
アニメーションは、レイアウトから「原画」が描かれて、動きとしての「動画」をつないでいく。
れんれんは、原画としての美しいポーズを思い描き「動画」として動きをつないでいるんじゃないかとさえ感じることがあります。
れんれんがそれを、意図的にやってるのか、無意識でやってるのか分かりませんが、ダンスがアニメーション的というのは、いかにもれんれんぽいなぁ・・って思っています。(そもそもダンスというもの自体が、そういうものなのかもしれませんが、なにしろ私はダンスの知識が乏しいので、その点、なんともいえませんが・・)

れんれんには、ロックボーカリストとしての類稀なる資質があります。365GOやTACOYAKI's Burningの冒頭、たこ虹物語、じゆう!そう!フリーダム、めっちゃDISCOのシャウトは、地面がせり上がって爆発するような破壊力がある。このような歌い方ができる人は、今では、ホント少ないんじゃないか・・と思います。また、同時に、真逆なアニメチックな歌唱も得意で、そのふり幅がとんでもなく広い。

れんれんのパワーボーカルは、しいていうならば、世界最大級の超大型ダンプトラックが時速200キロで爆走するようなもので、コントロールがとても難しい。でも、去年から徐々にボーカルの安定感が増し、それがたこやきレインボー全体のパフォーマンスの向上につながっていると思います。
でも、爆走すれば、ライブとしては躍動感がでて面白くなるわけで、自由に奔放に、パフォーマンスをするれんれんが見たいなぁ・・と思っています。

「じゆう!そう!フリーダム」のレコーディングの時、予定していなかった「ファンダンゴ」のシャウトを、れんれんが一発で決めて「れんれんは天才!」という話が、家にいるTVでありましたが、最後に、なにわンダーランド2016であったエピソードを。

365Go! でのできごと。
歌い出しはれんれんですが、ステージの登場に出遅れてしまいます。
ステージ上段にピンスポットライトが当たって、イントロがはじまる。
しかし、そのライトのあたった場所には、れんれんは登場しない。
れんれんは舞台、下手から上手まで歌いながら走り抜け、センターに戻るという行動をします。

おそらく、このライブを見た人は誰ひとりとして、登場に失敗したと思わずに、これが演出だと思っていたのではないでしょうか。
この話は、なにわン2016鑑賞会で番長が語ったことですが、このオマージュみたいなことを、よく、くーちゃんがやってます。ダブルアンコールの時に、下手から上手に走り抜け、センターに戻ってくる。新喜劇のような演出ともいえますね。

根岸可蓮という人は、とてもスケールの大きい方で、常識的なスケールでは図りしれないものがある。
そして、たこ虹には彩木咲良という天才もいるわけで、「さくれん」という、この二人の天才の爆発力についても、いずれ書けたらと思っています。

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