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たこやきレインボーの音楽

音楽は、料理みたいなものだと思っています。人によって美味しいと感じるのはさまざま。好き嫌いはもちろんある。食べたことのないものでも、食べてみたら美味しく感じたり、やっぱり好きじゃないと思ったり。最高の食材の高級料理しか美味しいと感じない人もいれば、ジャンクフードさいこーなんていうケースもある。
この料理の食材は? レシピは? 隠し味は?なんて考える人もいれば、その料理のルーツに興味を持つ人もいたりする。
口に入れた瞬間、これはあの味にそっくり!って感じることもある。それを、良しとする人もいれば、パクリやん!って感じる人もいる。

良曲というものは、美味しい料理のレシピで作られている楽曲。美味しいレシピの良曲を聴いて、満足感する。というのは至極、当たり前のこと。
それとは真逆に、聴き馴染みのないサウンドで、斬新すぎて一回聴いただけでは分からず、繰り返し聴くことで、良さが理解できるものもあります。

音楽は、聴く人の感覚に委ねられるもの。そう言ってしまうと、それまでのことってなってしまうんですが・・・。

私は、音楽を聴く上で、ポイントにしていることがあります。私が好きになるのってこういうところなんだなってっていうことになるんですが。

その人しか歌えない
その人が歌うからこそ意味がある

たこやきレインボーには、たこ虹にしか歌えない、たこ虹が歌うからこそ意味があるという楽曲がたくさんあります。たとえば、「一緒に帰ろう」は、たこやきレインボーが歌うからこそ意味深いものになる。オーバーザたこやきレインボーや、ナンバサンバイジャー、虹色進化論、RainbowPlane、SuperSpark、Rise and shine!などは、たこ虹が歌うからこそ意味がでてくる。たこ虹にしか歌えない。そのような楽曲ばかりです。
もう一点のポイントは、

その人しか歌えない独自のスタイルがある

実例をあげると、矢野顕子や井上陽水、レベッカのNOKKO、といった方々でしょうか。
たこやきレインボーも、たこ虹にしかできない独自のボーカルスタイルを確立しつつあります。バラバラで個性的なボーカルスタイルを持つ5人で協調して表現を追求している。
過去を振り返ればこれまでに、たくさんの女性ボーカルグループがいましたが、ここまで声質とボーカルスタイルが異なり、メンバーそれぞれがバランスを取りつつ共存し表現するグループは、未だかつていなかったんじゃないかと思います。
飛び抜けた歌唱力を持った人がいるグループはある。声質が揃っててハーモニーで聴かせるグループもある。
しかし、バラバラの個性と持ち味を活かし、バランスをとりながら表現しているグループを、私は過去を振り返ってみても見たことがないんですよね。
たこ虹のボーカルスタイルは、ジャズセッションを思い浮かべます。それぞれの楽器の持ち味を活かし、駆け引きしたり、協調しつつ、躍動感あるサウンドを作り出していく。
たこ虹のボーカルスタイルがとても分かりやすく表現されてるのが、さくちゃんが大好きな「Whoop It Up!」。れんれんのパワーボーカル、さくちゃんの表現力、さきてぃの王道感、くーちゃんの上手さ、まいまいの個性的な声が、ジャズセッションのように躍動しつつ展開していきます。
たこやきレインボーのメンバーひとりひとりが、魅力ある個性的な楽器のように。ひとりの表現力が上がれば、それはグループ全体の向上に繋がっていく。
たこやきレインボーは、たこやきレインボーにしかできない音楽を追及し表現するグループだと思います。

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