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たこやきレインボー「にじースターダスト」

たこやきレインボーのホームページにある今月のひと言が「にじースターダスト」の歌詞にある、「We are Starwomen」になっていました。5/9に卒業を控えた、さくちゃんらしい言葉の選びだなと思ったのですが・・・。

「にじースターダスト」は、メジャーデビューシングル「ナナイロダンス」のカップリング曲。歌詞は、これからメジャーデビューするタイミングに合わせた、スタートラインに立ち走り出そうとする時の心情を描いたもの。期待しつつも不安があり、でも前に突き進んでいこう、というものになっています。

「にじースターダスト」というタイトルは、とても不思議な印象を受けます。何故、平仮名の「にじー」なのか?とか。でも、歌詞に出てくる「スターウーマン」から、これはデビットボウイのアルバム「ジギー・スターダスト」と、そのアルバムに収録されている「スターマン」がモチーフになってるんだろう、ということが想像できます。

「ジギー・スターダスト」は、1972年に発表されたアルバム。ウィキペディアの引用になりますが

「5年後に迫る資源枯渇を原因とする人類滅亡の危機に、救世主として異星より来たバイセクシャルのロックスター「ジギー・スターダスト」の物語」

デビットボウイは、当時、ジギー・スターダスト名義でライブツアーをしていて、それがビジュアル系バンドの原点なんですよね。(断定はできませんが多分そのはず)

デビットボウイの「スターマン」は、「にじースターダスト」とは、一見、曲調もなにもかもが異なる印象があるのですが、でも、この曲の奥の方にあるものに、たこ虹っぽいものを感じます。原曲の歌詞を引用するよりも、イイ感じに日本語にして歌っている動画を見つけました。原曲の歌詞はちょっと難解なので、直訳よりもイメージが伝わると思いますので・・・。

宇宙人であるジギー・スターダストがラジオをジャックして、これから魂のこもった本物のロックを聴かせるからな!というメッセージを伝えるという、一見、ぶっとんだ歌詞なのですが、たこ虹のライブに感じられる、最高のエンターテインメントをみせるという姿勢、宇宙から降りてきて会いに来るというのは、なにわン2019のコンセプトと近いものがあったり、ジギー・スターダストがバイ・セクシャルというのも多様性を意味するレインボー繋がりがあったり、スターマンのサビの部分、「スターマン〜♪」と歌う部分が、どことなく、オズの魔法使いの「オーバーザレインボー」(虹の彼方に)の出だしに似ているものを感じたり・・・。

もんじさん、それは考えすぎですよ、っていう声が聞こえてきそうなんですが、でも、「スターマン」のキモである「これから本物のロックを聴かせるからな!度肝を抜かさないか心配だけどな!」というメッセージが裏側に隠されてるとしたら、3公演とも「にじースターダスト」を一曲目に据えた「桜咲くこの場所で」のライブの意味がとても面白いものになります。

さくちゃんの今月のひと言「We are Starwomen」も、とても意味深いものになるわけですね。
しいていうなら、めちゃくちゃ意訳になりますが、「ウチらは最高のパフォーマンスをするエンターテイナーやからな!」っていうことになるのでしょうか。

「にじースターダスト」は、ライティングなどの演出がないとパフォーマンスをしない楽曲と、番長が語っていたそうですが、この楽曲から伝えようとするメッセージは、とても深いものがあると思っています。

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