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たこやきレインボー「スカパースプリングフェス」

スタジオからの3時間の生放送。たこ虹の登場時間は30分程度でしたが、熱量や気持ち、楽しさといったものが凝縮されて画面からあふれてくるパフォーマンスでした。
ライブ後は、うまく言葉ににきない満足感がすごくあって、そして、「桜咲くこの場所で」でも感じた余韻にひたってしまったわけですが、この「余韻」というワードは、ツイッターのタイムラインでも見かけて、同じように感じてる方が多くいらっしゃるんだな、と思いました。

スタジオの生放送は、緊張感が半端ないと思うんですよね。ホールやライブハウスとは違い、パフォーマンスに精度が求められる。ミスが許されない一発勝負。
でも、たこ虹は、その精度の高さに加えて、チカラ強くパワフルに、楽しさあふれる圧巻のパフォーマンスだったと思います。

恋のダンジョンUME、プレイバックス、もっともっともっと話そうよ。そして、ホーム最強。スプリングフェスに合わせて、桜色ストライプがセットリストに入ると思っていたのですが、最後に、ホーム最強を歌うとは・・・。
ホーム最強は、最近のライブでは最後に歌う楽曲になっていますが、難易度のとても高い歌だと思うんですよね。とても骨太でシンプルで、メンバーひとりひとりが歌い繋ぐという構成。そして、精度の求められるスタジオ生放送。
ある意味リスキーな選曲だと思うのですが、最後にホーム最強をセットリストに盛り込んだということは、たこやきレインボーの自信の現れなのではないかと感じました。

そして、精度の高さに加えて、あふれんばかりの楽しさが伝わってくるパフォーマンス。
これは、メンバーが心の底から楽しんでいるからこそ、にじみ出てくるようなものに感じるんですよね。
バンド経験がある方には共感していただけると思うんですが、バンドをやっていて、どんどん上手くなってくると、とても楽しくなってきて、快感を覚えるようなものになってくる。

たこやきレインボーの実力は格段に向上してて、パフォーマンスにをしながらも、5人がおりなすボーカルの「声」を、一人一人が、めちゃくちゃ楽しんでいるんじゃないか。
たこ虹のパフォーマンス力は、そういうレベルに達している。
そんなふうに私は感じました。

たこやきレインボーのボーカルは、ジャズのセッションのように感じることが多いのですが、ジャズのセッションは盛り上がって、ノリノリになってくると、楽しさがあふれてくるもの。
その楽しさが伝わってくる動画がないかなぁと、YouTubeで探して、これかなぁと思ったんですが・・・。とても古いテレビ番組で、タモリとクレージーキャッツのセッションです。

たこやきレインボーの5人のボーカルは、ひとりひとりが個性や表現が異なる。それこそ、違う楽器といっていいくらい違っている。
その違いを尊重し、互いを活かしあっている。
その強烈な個性を伸ばし、アップデートしていくことで、表現の幅が、さらに拡がっている。

とかく上手くなるということは、平均化して個性的ではなくなっていくものですが、たこやきレインボーがそうはならない。
そもそも、ひとりひとりが異なってて、協調し、尊重し、影響し合い、成長し続けていくことで、たこやきレインボーは、どんどん進化していくと私は思っています。


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