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たこやきレインボー フリーライブ『オーバー・ザ・ たこやきレインボー』

2021年7月31日。たこやきレインボーとしてはラストイベントとなる、フリーライブ『オーバー・ザ・ たこやきレインボー』が行われました。南港ATC海辺のステージは、五人にとっての「はじまりの場所」。そして、聖地。
私も、一度はたこ虹の聖地「南港」に行ってみたいと思いましたが「石田笑店」もあって、どちらに行くかを考えた場合、たこ虹としてのラストパフォーマンスではなく、メンバー5人の「次」を観ようと決めました。

新型コロナの感染拡大傾向にある中で、無事、イベントがおこなわれて本当によかったです。
天候に恵まれたイベント当日、一日ずっとツイッターのタイムラインをおいかけていたのですが、たくさんの人数が集まり、準備していた整理券が入手できなかった方もいらしたようで・・。でも、そのような人たちのための観覧スペースが作られたり、特典券も参加者に行き渡ったようで、ホントに良かった。ただ、めちゃくちゃな暑さで大変だったようですが・・・。

私はニコ生の配信でイベントの模様を観ていましたが一曲目は「絶唱!なにわで生まれた少女たち」。その光景は、たこ虹の初期に放送されていた「つかたこレインボーロード」の冒頭のシーンとまったく同じ。その頃は、全員が中学生だったわけですが、すっかり大人になった姿に、時の重みを感じてしまったわけですが・・。

歌われた曲は、この8曲。

01.絶唱!なにわで生まれた少女たち 
02.もっともっともっと話そうよ-Digital Native Generation- 
03.たこ虹物語~オーバー・ザ・関ヶ原~ 
04.ナナイロダンス 
05.恋のダンジョンUME 
06.RAINBOW~私は私やねんから~ 
07.たのしかしまし大阪〜おいでやす〜 
08.オーバー・ザ・たこやきレインボー

新旧楽曲を盛り込んだ、たこ虹のラストパフォーマンスにふさわしいセットリストだったと思います。カメラがかなりの台数入ってたようですが、OIF2019、たこクリ、DEPARTURES、そして今回のラストイベントを収録したBluRayボックス、なんとか出して頂けないでしょうか。映像として、かたちにしていただけたら嬉しいのですが・・。

そして、ステージ後方に掲げられた横断幕。

たこ虹の聖地である大阪南港ATC海辺のステージに突然現れた巨大な「虹」。
そして「ほなまたね」のメッセージ。
裏面には集められたたくさんのメッセージで彩られたもの。
虹家族有志の方々によるサプライズは、これ以上ないほど思いのこもった素晴らしいものだったと思います。



さきてぃは、cookpadLive「神虹レストラン」とKBS京都「wow!!」のおにぎりちゃんのレギュラーを持っていますが、すごいなと思ったのが「禍話」の出演。テレビドラマであるものの映像と演出が秀逸で、映画といってもいいくらいのつくり。ホラーが苦手なさきてぃがどうなるのか気になっていたのですが見事な演技で、しかも「怖い側」のキーパーソンの役どころ。怖い思いをする側だと思っていたら、させる側だったというところがどこかさきてぃのコアな部分が垣間見えるようにも感じられて、女優としての可能性を感じました。

くーちゃんは、たこ虹を卒業してからトークに気迫というか、これで登り詰めてやる!という気概というか、一見静かではありますが、ただならぬ迫力のようなものを感じます。
毎週土曜日のおは土の「なないろリサーチそれどーなん!?」は、毎回安定の面白さで、番組内でDEPARTURESや南港の模様も放送されていて、おは土ファミリーの一員としてすっかり定着し、パネルクイズアタック25にも解答者として出演。そして、くーちゃんはバラエティのみならず、大きな舞台も控えています。「はい!丸尾不動産」と「大阪環状線物語」と立て続けに舞台の出演が決まって短期間にこのようなスケジュールが組めるのも卒業がしたから可能になったことようにも感じられます。今年初めに、NHK「逆転人生」の西成高校のエピソードパートで高校生役を演じていましたが、ほどよく力の抜けた自然な演技が素晴らしくて、女優としての片鱗が垣間見えたのですが、この舞台がどのようになるのか、とても楽しみです。

まいまいは、剣が君で初舞台を経験しましたが、まいまいの舞台やライブで、ステージ映えする存在感がすごいです。配信ライブなどでは、完璧といっていいほどの表情、まなざし、視線の動きが完成されていて、心なしかまいまいにカメラを抜かれることが多いように思うのですが、それはスイッチャーや配信スタッフさんが心を奪われてるからなのかもなぁと思うのですが・・・。
まいまいは、インスタグラムでアイドル論を書き続けていますが、トークイベントへ、そして長時間のラジオパーソナリティに繋がったのは素晴らしいこと。誰が聞いてもまいまいとわかるまいまいの声は無二のものですから、ラジオパーソナリティは向いているのではないかと思うのですが・・。もちろん、ファッション関係も含めて。でも思いがけないところから、可能性が広がっていくようにも思います。

れんれんは、まいまいと同じく「剣が君」のマダラ役がハマりにハマってて舞台の上で圧倒的な存在感を放っていました。マダラが舞台に立つとパッと華やぎ明るくなる。空気感が瞬時に変わる。初演で、このような存在感を誇示できるのはすごいことだと思います。役作りのためにキツネの動画を見たというのも凄い話だなぁ、北島マヤみたいだなぁ・・と思ってしまったわけですが・・。
れんれんは、ねぎすかの経験がすごい自信に繋がって、自分のやりたいことが明確にみえてきたんだろうな・・と感じるのですが、たくさんのアニメや映画を見続けていることが、今後の糧になっていく・・。膨大な量のアニメや映画を観たことで得られた知識や経験は、今後必ず活かされるものになると思います。
連日更新しているTikTokはクオリティが高く、れんれんらしさがあふれて、楽しみにしている人も多いはず。そして、髪を短くしたれんれんは、魅力がさらにあがったように感じます。

最近すっかり、ある芸人コンビにハマってるさくちゃんですが、剣が君の服部半蔵という難しい役を、見事に演じていました。この役は、ほんとに難しいと思うんですよね。服部半蔵の名前を持つからには一流の忍者。一流の忍者であるからには目立ってはいけない。でも、物語のキーパーソンになってて、物語を押し進める役どころでもある。任務を着実に遂行する冷淡さと心の奥底には優しさをもつ。そのような服部半蔵をさくちゃんは演じているように感じました。キューティーハニーのツヴァイに引き続き、クールな役どころでしたが、表情の豊かさとオーラを変幻自在に使い分けられるスキルをもった演技もできると思いますので、いろんな役をみてみたいなぁ・・と願っているのですが、くーちゃんと同じく12月の大阪松竹座の舞台に立つことが決まっているので、とても楽しみ。そして、さくちゃんは、表現者であり、クリエーターでもありますから、作詞作曲のみならず、心に思い描くもの、物語やビジュアルを、どのような表現方法でもいいと思うので観てみたいなぁ・・と思っています。さくちゃんのストレートな表現で描いた作品を心待ちにしている人は、きっと多いと思いますから。

たこやきレインボーは、みずからのデビュー曲「オーバー・ザ・たこやきレインボー」の言葉通りに、たこ虹を超えて卒業ということになったわけですが、たこ虹の歩みを考えてみると、ずっと地道に、より高みに登るための、土台作りをやっていたように感じます。
各メンバーの異なる個性を活かしたボーカルをより強いものにして精度を高める。体幹を鍛えることで身長差を感じさせないダンスパフォーマンス。5人だけでいくらでもまわせるトーク力。そして、つたたこレインボーロードやムチャミタスによって、テレビの現場で必要な経験を得る。大物芸能人とも競演し、新喜劇の舞台には幾度となくメインキャストとして立たせていただいている。
たこやきレインボーの活動の9年間。でも、たこ虹はサンバイジャーですから、実質27年の価値があるものなんじゃないかと思います。
その活動で得られた経験は、いわば「どこにでも行けるチケット」だと思うんですよね。
さくちゃんは、Departuresで「もし誰か入ったら、誰か抜けたらやめる」と語っていましたが、それは、この5人での可能性を信じていること。

くーちゃんは「やりのこしたことがある」と語っていました。

最強五人組の描く「どこまでも続く」物語を、とても楽しみにしています。


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