堀くるみの等身大の自信
「丸尾不動産」の初日が近づいている中、とても興味深いインタビュー記事が公開されました。
特にすごいなと思ったのがこの部分・・・。
「絶対になんとかなる」
「大丈夫、安心」
「大きな不安はありません」
共演者の方々への絶対的な信頼感を強調し、不安は意外とないという。ただ、最後に語った「大きな不安はありません」ということは、小さな不安はある。
自信があると語るのもおかしい。
かといって、不安を語るのもおかしい。
石田笑店でメインキャストとして、5回吉本新喜劇の舞台に立ったキャリアもある。長年に渡って続いたムチャミタスやつかたこで培った経験もある。今まで地道に積み上げてきた9年間の時間の重みもある。そういった実績をふまえつつ、
「等身大の自信」として語ってみせたくーちゃんはすごいと思うんですよね。
そして、良いなと思ったのがこの部分。
舞台でも映画でもマンガでも本でも、とどのつまり「動き」をみていると思うんですよね。たとえは、赤ちゃんは動いているものに視線を動かす、本能的なものだと思うのです。
その動きには物理的な動きもあれば、心理的な動きもある。心の動きが見えてこなければ、感情移入ができない。どんなに歌が上手くても、その部分が伝わってこなければ、上手いだけで終わってしまう。
心理的な動きがあるからそこ感情移入ができる。
そして、心の動きにともなって物語は動いていく。
たこやきレインボーのライブで特に物語性が強い楽曲が、とてもミュージカルっぽく、演劇的に見えるのは、この部分をしっかり表現してるからだと思うんですよね。
なので「たのしかしまし大阪」などの楽曲は、グッと胸に迫るものがある。
くーちゃんのインスタグラムのストーリーでは、舞台稽古の差し入れの写真が公開されていますが、立ち稽古に贅沢なくらい時間を掛け、演出家、演者の方々が意見を出し合って作り込まれ、抜群に仕上がった舞台になるんだろうと思います
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