たこやきレインボー「CLUB RAINBOW '20」
「CLUB RAINBOW '20」。たこやきレインボー単独の無観客配信ライブ。
とてもエモーショナルな、心が揺さぶられるライブでした。
これがホントに無観客?って思えるほど画面から伝わってくる力強いパフォーマンスと熱量。
私は2曲目の「RainbowPlain」で涙が止まらなくなって、言葉を失うほどでした。
映像から推測すると会場は、7/11~7/12に行われる予定だった「渋谷クラブクアトロ」。
2年前、CLUB RAINBOWをやった場所。
撮影は某テレビ局でご縁があるスタッフという一流の方々。かなりの台数のカメラを持ち込み、会場の臨場感をダイレクトに伝える。
驚くほどの贅沢なライブでした。
NHKのラガッツェとアイドルのチカラに出演したたこやきレインボーは、パーフェクトといえるほど完成度の高いパフォーマンスを見せてくれました。当然、CLUBRAINBOWにすごい期待をしてしまうわけですが、結果的に、その期待を遥かに上回るものに。
たこ虹のライブは、いつも期待をしてみにいって、いつもその期待をはるかに超えるものをみせてくれるものですが、
今回のCLUBRAINBOWは、その期待を遥かに超えたもの、次元の違うものをみせていただいたなぁ・・と思っています。
しかし、こんなにエモーショナルなライブになるとは・・。
いつか、このようなエモいライブを見せてくれるだろうな・・とは思っていたものの、まさかの無観客配信ライブ。
この状況でモチベーションを高め、画面の向こうにいる人たちに届くパフォーマンスをするって、相当な難易度のもののはず。
パフォーマンスの精度の高さと、勢いや力強さを両立させるというのは、実はとても難しいものだと思うのですが、
今のたこやきレインボーの実力は、相当なものになっていると感じました。
CLUBRAINBOWは、たとえるならば、CMJK氏がこだわりをもって制作されたギガミックスという「レーシングコース」を、高度にチューニングされたたこやきレインボーという「マシン」で爆走するというライブ。
CMJK氏が、どのようなコースを用意しているのか、そして、たこやきレインボーがどのような走りをみせてくれるのか。
そのような見方のできるライブだと思います。
冒頭の「出囃子」が、CLUB RAINBOW '20バージョンになっていたり、「虹色進化論」からの「RainbowPlain」で、ええっ!!と驚き、まぼろしとなっている軟体的なボヤージュツアーを思い出したり・・。
「なにわのはにわ」に続く、「たこ虹物語」のつながりは、前回と同じで振り付けも、これこれ、これだった!!と思い出したり・・。
「にじースターダスト」は、CLUB RAINBOWバージョンで、このアレンジもすごく良いなぁ・・と思ったり。
「尼崎テクノ」から「恋のダンジョンUME」のつなぎはとても美しくて、扇子を効果的に使ってていたり・・。
「卒業ラブテイスティ」から「もっともっともっと話そうよ」のつながりがカッコいい!!って思ったり・・。
そしてすごいなぁ・・と思ったのが、「おっサンシャイン」のように直線コースでアクセルべた踏み、爆音あげて突っ走るような楽曲の直後に、「SuperSpark」という軟体的なボヤージュの最難関曲にしたこと。
最高速度から、いきなりスピードを落とし、ヘアピンを曲がり、その後も曲がりくねった複雑なコースを走る。なにしろ広い音域を使う楽曲なので、緩急のつけ方が本当に難しかったはず。
おそらく、「おっサンシャイン」の後に、少しのインターバルをとって歌ったら、また違ったパフォーマンスになったと思うのですが、そこをあえて、インターバルを取らずに走り続ける。
たこやきレインボーの攻めの走りをみたように感じました。
ボーカルダンスパフォーマンスで、すでに一流の実力を兼ね備えていると思うのですが、
たこやきレインボーの目指しているものは、はるかに上のステージ。
「SuperSpark」からの「ちゃんと走れ!!!!!」という順番は、まるで「一番星目指して、ちゃんと走れ!」というメッセージのように感じられる。
サイリュームを「白」から「自分の色」に変更する演出は、見ていて本当に嬉しく思いました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?