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『音楽朗読劇パレード』配信のココがみどころ!

『音楽朗読劇パレード』大阪公演の配信がスタートしました。
プレビュー公演を含む全7公演。そして、3つの特典映像が視聴できる内容になっています。視聴期間は、9/24~10/8まで。期間中でしたら何度も視聴可能です。
この舞台のユニークなところは、上演回によってキャストの組み合わせが変わること。キャスティングの違いによって「音楽朗読劇パレード」の世界が、より多角的に立体的に楽しめるようになってること。全公演、定点カメラの映像ですが、でもだからこそ舞台の臨場感や空気感が伝わってくるものになっています。
配信がはじまったばかりなので、ネタバレになるような解説は配信期間の終盤に書く予定でいますが、ここでは舞台に行っていない方々のために、この舞台の見所を書こうと思います。(彩木咲良さんを知る人の閲覧が多いと思いますので、そのことを踏まえて視聴のきっかけにしていただければ・・)

・セリフが多くって歌う楽曲は6曲
ギター演奏者1名、出演者3名の朗読劇なので台詞が多くて開演したらずっと舞台にい続ける舞台になっています。上演時間は65分。劇中、歌唱する楽曲は6曲で「女」役のソロ曲もあります。

・喜怒哀楽すべての感情が表現される舞台
ネタバレになるようなことは避けたいので具体的なことは配信終盤か終了後に記事として書きたいと思っているのですが、一時間ほどの朗読劇で、これほどまでの喜怒哀楽のすべての感情がダイナミックに繰り広げられる舞台っていうのは、ちょっとなないんじゃないかと思うのです。起伏にとんださながら感情のジェットコースターに乗っているような感覚。これまでみた演劇や映画を思い浮かべても、このような体験はないような・・。
X(ツイッター)のタイムラインで、分かりにくいというポストも散見されて、実際、そのような印象を持つ人もいるかもしれませんが、それは舞台の誰かの心の中を深くに潜っていく物語としてみるといいのではないかと思うのです。どんどん心の奥底をたどって、最も深い場所にたどり着いたときに何が起こるのか。最初と最後に歌われる楽曲は同じですが、変化している部分があって、そこがヒントになっているように感じます。

・ラスト10分がとにかくすごい
登場人物の三人の中で誰に感情移入するかで異なる物語に感じる作りになっていると思うのですが、そのことを踏まえた上で「女」役のメインパートとなるラスト10分がとにかく凄いことになっています。
女優として、この役を舞台の上で演じられるということは幸せなことなのではないかとすら思うのですが、脚本と演出が驚くほどによくできてて、その点も具体的に後日記事として書こうと思っています。

・こだわりを感じる舞台美術、パンフレットやプロマイドもおすすめ
照明や音響も良いのですが、舞台美術にこだわりを感じるんですよね。丁寧にディテールを積み上げることで演劇を作っていることが感じられて、そういうことをひとつひとつ積み上げていくことで神懸かり的なチカラを感じるようになるんだよなぁ・・と。そのようなことは分かっていても実際問題として、できないことが多いと思うのですが・・。この舞台自体が、去年公演されたものの再演で、東京から大阪と公演を続けたことによる効果や、これまで以上のものを作り上げていきたいという気持ちの現われであるのかもしれませんが・・。そして、パンフレットやプロマイドのクオリティが高いので、購入をおすすめします。







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