[SpreadSheets?]ツールを作るときの心がけの記録
データ管理ツールとして便利なSpreadSheets
例えば筆者はシノアリスというゲームをよく遊んでおり、そのゲームではプレイヤーのステータスだとか、所持している武器だとかにとどまらず、コロシアムというGvGイベントの記録を詳細に把握することが重要であったりとか、スマホの画面をいじるよりもデータを取る方に時間をかけることの方が多かったりする。
そういったデータを集約するためにはExcelやSpreadSheetsといった表計算ソフト(死語な気がする)を簡易的なデータベース 兼 加工・閲覧ツールとして活用するが、自分がそういったものを作成するときに心掛けていることを記録していく。
SpreadSheetsのツールって
前述の通り、私個人としては簡易的なデータベースと、データ加工・閲覧ツールの両方の機能を持つことを意識している。
簡易的なデータベースとして
データの基本操作(作成・読取・更新・削除)が容易であること
・様式が操作しやすいデータのフォーマットになっていること
・操作しやすいデータの構造になっていること
総務省 統計表における機械判読可能なデータ作成に関する表記方法
少し前にTwitterで話題になってたやつ。
機械処理するシートと表示用の見た目重視シートは極力分けた方がいい。特にSpreadSheetsはシートごと引っ張ってこれる関数もあるし、融通が利く。
いまさら聞けない!?Oracle Database設計
作るものもシンプルになりがちなのでここまで考える必要はあまりないが、RDBの考え方、キー項目で紐づく複数の表で重複した情報は持つ必要性がない、などの簡単な事柄は頭に入れた方がいいと思う。
データ加工・閲覧ツールとして
構想の段階
・何をするツールか、どういう流れで使うツールか、誰が使うか
→業務要件
・どういうデータを収集するか、どういう風に加工・表示するか
→機能要件
ユーザのための要件定義ガイド 第2版
仕事じゃないんだからそこまでやる必要もないが、目的を見失わないためにも(ツールを作ることに意識が走りがち)どこかに走り書きでいいからメモするようにしてる。
設計・製造の段階
政府CIOの公開してるシステム調達に関する一連のガイドライン。色々と参考になるが、そのうち「総合テストの留意点」として挙げられている観点は、個人の簡単なツールを作成するときも意識するとよさそう。
目的を見失わないために、
・何の機能を実装しようとしてそれが足りているか
・機能はちゃんと動くのか
・機能に変更があった場合を想定した作り(関数とか)をしているか
・それを使うことでちゃんと効率化されているか
を考えて作っていくことで、一通り完成した後に当初の想定にそぐわず落胆してしまうことを防ぐように意識している。
それでも途中で道を踏み外してしまったりするものだから難しい。
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