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『君のまま』



JO1の楽曲「君のまま」にものすごく救われたお話。

性格上、"自分よりも周りを優先 してしまう部分があって、自分が我慢すれば、自分が頑張れば、の繰り返しでこういうときは感情を殺している。どこかに頼りたい、でも誰かにとってこの悩みはちっぽけでばからしいかもしれない、この相談をして相手まで暗い気持ちにさせてしまったらどうしよう、考えすぎかもしれないけど、一度考え出したら止まらなくてこれも結局" 自分が我慢すればいいだけの話だ "でまとまってしまう。

人に相談することがあまり上手じゃない私は、一人暗い部屋で答えが出るわけでも気が楽になるわけでもないのに永遠と考え続ける。気づいたら空が明るくなっていたこともあった。心が元気な時に振り返ると、めちゃくちゃ無駄な時間過ごしてるなって思うけど。

そんな私がはっきり分かる逃げ道は音楽しかなくて、家にいる時も通学時間も勉強時間も暇さえあればイヤホンをはめてJO1を聴いていた。イヤホンをはめていれば好きな音楽に染まれるから、自分の世界に入り込めるから。

ある日、さすがにしんどいなって日があった。
気を落としても人と会えば明るくなるしたくさん話せると思っていたけど作り笑顔すらできなかった。
大好きなHi_JO1を見ても笑えなくて、大好きな蓮さんを見ても気持ちが明るくならない。少し夜遅い時間に気分転換で散歩に行こうと、イヤホンをはめてスマホを片手に外に出た。風が少し吹いている星が綺麗な日だった。だいぶ歩いたところで少し休憩しようと立ち寄った公園でベンチに座った時にちょうど流れたのが「君のまま」。

序盤の

【 きっと何かあったんでしょ 話してみて】

ここで少しドキッとした。なんか図星をつかれた時のあのドキッとする感じ。(伝われ)

決して歌詞をわかっていなかった訳じゃなくて、
その時の自分にはその言葉が刺さりすぎた。

そのまま優しい歌声とメロディに聴き入っていた。

【 君は君のままで優しいそのままでいつも誰かのために生きていると思うよ】

ここでどこか今の自分を肯定してもらった気がして、少し楽になった。

【 君のまま歩いてよ 歩いてよ 頑張らないで 好きなペースでいい】

その時の自分は何がなんでも まずは " 頑張る " って自己暗示して、しんどい気持ちに蓋をしていたのでこの部分を聴いた時に「頑張らなくていいんだ」ってやっと1人で勝手に背負い込んだ荷物を整理して要らないものを下ろすことができた。

冷静になれば分かるようなことだけど、一旦自分の頭に浮かんだ考えに飲み込まれすぎて前が見えていなかった。

もちろん頑張らないといけない場面はあるし、頑張るって生きていく上でどうしても必要なこと。けど、四六時中その状態をキープしていたらやっぱり身体も心も悲鳴をあげてしまうから。少し力を抜ける時はとことん抜いて、また頑張るべき時が来たら全力で取り組めばいい。


先日、9thシングルのオフライン特典会にて、大好きな蓮さんの貴重な時間をいただきました。

伝えたいことはたくさんあったけど、お願いした内容は

「来年から社会人で不安いっぱいだから、大好きな蓮くんに喝を入れて欲しい」

置かれる環境が変わることにただ漠然とした不安があって、それを社会人になる前に少しでも払拭したかったから。自分の憧れの人に応援してもらえたら、それはもうとんでもないエネルギーになると思ったから。

結局自分本位になってしまったなと思ったけど、蓮さんは

『俺がついとるけん、大丈夫だよ』

ってこの世で1番甘く優しい声で言ってくれた。

その前までお互いデカ声で元気なやり取りをしていたから、てっきりその流れで『がんばれ!』とか言ってくれるのかなって思ってた。けど落ち着いて真っ直ぐ綺麗な目で私を見つめて、贈ってくれた言葉は頑張れではなく『大丈夫だよ』。蓮さん的にはそこまで深い意味も無かったかもしれない、けど私はこの『大丈夫』にとても救われた。背中を押すんじゃなくて隣にいてくれるような、そんな『大丈夫』だった。

もう私にはこの人がいるんだ、なにを恐れることがあるんだって不安なんて全部吹き飛んでブースを出た時には自信纏いすぎて口笛鳴らしながら歩けそうなくらいだった。口笛吹けないけど。

初めてのことをする時はちょっとこわいけど、どうにかもがいてでも前に進まないと結局何も変わらない。そんなんじゃつまんないので、こわいの承知!不安ばっちこい!の気持ちで何事も取り組んで行きたいと思った。私はいつもしんどくなると「強く生きる」と自分に言い聞かせるけど、強いだけじゃなく柔らかい人間になりたい。

言いたかったいつも幸せをありがとうを伝える前に時間が来てしまったのが少し悔しかったけど、蓮さんに喝を入れてもらったからには胸を張って、かっこいい社会人になろうと決めた。

いつもたくさんの幸せと元気をもらってばかりで、それに比べたらほんの少しも恩返しをできていないかもしれないけど、こうやって前を向いて進むことができているのは紛れもなくJO1の存在があるからだと伝えたい。

普段私たちに弱い所を見せず、キラキラしたかっこいい姿を見せてくれる11人。全部見せて、とは言わないけどたまには寄りかかってもいいんだよ。いつも優しく包み込んでくれるように、そっと抱きしめるよ。

彼らが見る景色ができるだけ綺麗で、彼らの過ごす毎日が笑顔で溢れて欲しいと思っています。

君のまま笑って、君のまま歩いて。

いつも幸せをありがとう。

X/@nr_socute

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