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レビュー記録「ぼくたちは勉強ができない!」

みなさんどうもこんぱんにゃ、ぱんにゃです。

本記事は、「ぼくたちは勉強ができない!」のカードリストについてレビューを実施したものとなります。まずは下記のチャンネルをご参照ください。偉大な教師(Great Teacher)である彼女の配信を見れば、学びを得た魚になること間違いないでしょう。なぜなら彼女は偉大な教師だからです。

3つのG

カードの価値は世界に対して相対的である。というのも、カードの価値は世界に対して相対的だからである。そういうわけで、「ぼくたちは勉強ができない!」、通称便器のレビューの前提として、いま世界がどうなっているかを確認しておく必要がある。現在世界を規定しているカードプールは3つある。

①グランベルム:ガンダム

すべてのデッキを過去にし、2020年プレメモを規定したデッキ、それがグランベルムである。安定した足回りから強力な機体で攻めつつ、守りもいわゆる「止血」で頓死を防ぐことができる、序盤中盤終盤スキのない王道の強デッキである。カードの評価に影響を与えるポイントをまとめると、
(1)「止血」の上から殴れないショットデッキは話にならない
(2)アプローチ時にAP90が出ないアタッカーは話にならない
ということになる。

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マギアコロナス

②五等分の花嫁:五等分

時代が決して巻き戻ることはないことを教えてくれた第二のG、それが五等分である。五等分にはタイプの異なる3つのデッキが存在する。宗谷いちか(一花)、初音ミク(三玖)、五月(グラップラー)である。狂ったようなアドバンテージ獲得から無限のパンチを生み出すいちか、盤面のやりとりをあざわらうかのような多面アンブロを決めるミク、DP80以下のカードを紙くずにするグラップラーとどれも強力なコンセプトを持っている。加えて、「ポイント盗み」や「ドロー盗み」のような邪悪な絡め手も持っている。詳細はこちらの記事を参照してほしい。

カードの評価に影響を与えるポイントをまとめると、
(1)交通事故互換がないデッキは終わっている
(2)ちまちま拒絶してゆっくり攻めるデッキはよろしくない
(3)DP80以下のカードをメインに据えるデッキはよろしくない
(4)ポイントを受けてから展開するデッキはよろしくない
ということになる。

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奇数は偶数より優れている(優れているため)

③ガールズ&パンツァー:パンティ

たった1枚のカードですべてを無にするデッキ、それがパンティである。便器のような異常性癖に比べたらパンティは一般性癖だろう。なぜなら性癖もカードと同様世界と相対的に評価されるからである。健常者は強い。そういうわけで、とりあえず1ハンで3枚休息を取りつつ、自分は3枚起こして1アド獲得してくる。異常者は生まれながらにしてこの差を埋めなければいけないのだ。詳細はこちらの記事を参照してほしい。


カードの評価に影響を与えるポイントをまとめると、
(1)3枚休息で防御が崩壊するデッキは突然死ぬ
(2)相手ターンの休息起動に足回りが依存するのはよろしくない
ということになる。

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俺は一人で狩る

医学部が板

五等分に引き続き、このプールも単推し推奨である。そういうわけでわれわれは第2回総選挙を開催しなければならない。総選挙をするにあたって各候補者のテーマを確認しよう。このプールは各ネームにメインとなるSRとコストXを払うカード(Xサイクル)が配られているので、それを確認するのが手っ取り早い。

共通一次

個別試験に進むためにはセンター試験の突破が必要だ。そういうわけで、初めにタイトルの共通カードも確認しておこう。

〇タイトル

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僕はそう思いませんけど

例のごとく4枚必須の(最近は5枚必須のこともある)いわゆる「タイトル」カードである。いつものことだが狂ったように強く、五等分と同様各キャラのメインとなるSRを1枚あたり1ハンでプレイできるようにデザインされている。ブレイクもついているので変なタイミングでブレイクするとゲームを破壊することができるおまけつきである。ただし、山札を掘るカードや捨て札にカードを落とすカードが充実しているわけではないので、その点でやや調整が感じられる。

〇ドローおよびEX抜きサイクル

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逆だったかもしれねえ

・せんせえ
タイトルに続き4投必須のカードだろう。これまでに出たアド取りサイクルの中でもかなり強力なカードである。休息起動ではないためいわゆるタッパーの影響を受けず、ドローの際に攻防どちらでも強力なオプションを選択することができる。2cのアタッカーを採用してくるパンティーに対しては特に強力なカードである。
・男
せんせえが強い分かレアリティが低い分か、あまり強くない。我慢の付与にコストがかかるうえに、1回限定なので活動して複数回妨害に向かわせることもできない。ゾンビランドサガを見習ってほしい。こいつの進路は佐賀大学で決定である。こいつは2枚くらいにして、空いた枠にイベントのEX2抜きを積んだほうがいいかもしれない。

〇その他愉快なカードたち

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・うどん
こんばんメモ~!
ふざけた絵面のカードだが地味に強い。カードをグラップラーの魔の手から守ることができるからである。この手のカードには珍しく相手ターンにもバフが乗るため、盤面も堅くなる。暇なときには6cの与えるポイントが2点になるサイクルにつけて連パンしてほしいというお気持ちがあるわね。

・休息起動サイクル
全ネームに存在する休息でそこそこすごい効果を出すサイクルである。せんせえの場合は黒人でバウンス→せんせえで拒絶をすると簡単に2面をなかったことにできたりする。

・連パンイベント
かつて禁忌とされていた1ハンでの連パンイベント。

文系

文系のテーマは休息と活動のようだ。

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〇いいところ
・メインSRのケツがきわめてでかい
・xサイクルのおかげで受けが堅く、頓死しにくい
・専用イベント(「いばらの会」)を持っており、大型ブロッカーの突破や詰めの押し込みが容易

〇わるいところ
・アドバンテージを取るカードがないため、継続してアドバンテージを取れる相手にじわじわ負ける

せんせえ

せんせえのテーマは拒絶と、効果で捨て札になった時の誘発である。せんせえに拒絶されたら一生のトラウマになっちまうよ。

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〇いいところ
・せんせえが7ソースまで伸びるため、2cSRをどのネームよりも強く使うことができる
・5cSRがドローテキストを持っており、加えてコストにしたカードが場に出るかサイクルがあるため、手札効率がよい
・邪魔なでかいブロッカーを拒絶で避けることができる

〇悪いところ
・デッキの要になる5cSRのDPが80しかないため、グラップラーに葬られる

理系

理系のテーマは突破である。物理専攻のようだ。

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〇いいところ
・頭がでかいため、でかい。
・自由登場を打ち消せるため、突破を通しやすい。
〇わるいところ
・ケツが小さいため、毎回ちゃんと我慢を付与してあげないとまともに殴れない(ついでにグラップラーには消される)
・100突破はDP90(グランベルムの機体ライン)を抜けないため、数値をサポートする必要がある

黒人

黒人のテーマは逆天然である。つまり養殖ということだ。

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〇いいところ
・メインの5cSRが我慢を持っているため、攻防で優秀
・行きで相手の重量カードに付き合う必要がない
・xサイクルがきわめて優秀。アドを失わずにテンポを取って自分は必要なカードをサーチできる。多芸。

〇わるいところ
・テキストの性質上、他のデッキに比べて相手のデッキと構成を選ぶ

メイド

メイドのテーマはアグロだ。メイドはメイドでもアンジェリーナ・菜夏・シーウェルとはだいぶ性格が異なる。

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〇いいところ
・xサイクルがとんでもなくイかれたカードで、こいつを引くだけでゲームが動かせる

〇わるいところ
・サイズが出ないので、場持ちが悪く自ターンで攻めた結果受けがスカスカになって頓死しがち
・交通事故を避け損なうと1ターン無になる
・やっぱり止血がつらい

合格発表

これらを踏まえた暫定的な評価としては、次のようなものである。
〇合格:せんせえ、文系、黒人
・せんせえ
このプールは手札を稼ぐ手段に乏しいため、メインのSRにドローがついていることと、手札効率がいいことの評価が極めて高い。2cSRを最もよく活用できるのも高評価のポイントである。SRがグラップラーに掴まれてしまうことへの対処と、キャラの効果を受けないヴィオラカッツェへの対処が課題になりそうだ。
・文系
堅めのデッキに仕上がる印象がある。特にせんせえと比較するとグラップラーに対して耐性があるのが大きい。手札補充の手段が少ないことがどれだけゲームに響くかを検証する必要がある。
・黒人
我慢できるのは強い。ポリティカル・コレクトネスの観点から言っても白人デッキに比べて黒人デッキが弱いということは許されないだろう。逆天然がどれくらい通らないとデッキとして成立しなくなるかの検証が必要そうだ。

〇不合格:メイド、理系
浪人です。みなさまのこれからのご活躍をお祈りいたします。

以上、よろしくお願いいたします。

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