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レビュー記録「『ゆるゆり』」②

※本記事はレビュー記録「『ゆるゆり』」の続きとなる解説文です

我こそ赤座、雑魚は消えろ

ここからは現環境デッキとの相対評価を下していく。
筆者は現環境についてあまりに無知であるため、monhouse_tvが提唱する「3G」と、それらとの対戦を基に考察させていただく。

3Gについては、下記記事を参考にしていただきたい。

このように、ゆるゆりが越えなければいけない壁は高い。
前記事であげたようなギミックでは、連続攻撃はアプローチ時のイベント全般に防がれやすく、更にイベント無効などイベントを回避する手段はない。
相手ターン中のDPは軒並み低いカードばかりのため、グラップラー五月になすすべもなく崩壊させられてしまう。
交通事故互換、終了時キャラ全活動は得たものの、防御は1面アプ禁や自由登場に頼るしかなくメインキャラが休息や拒絶などで無力化されたら防御は薄いほうである。

これだけ見ると、ゆるゆりがこれらの壁を超えることは到底無理だと考えられる。
しかし、現実に恐怖しなければいけないのは、実は「3G」側、彼女達なのだ。

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ビビれよ~

ゆるゆりは狩られる側の立場ではない。既に狩る側の存在なのだ。

前置きが長くなってしまったが、既に≪アッカリーン≫1枚でこの話の全てが終わっている。
メインエリアの大型を軸に戦うプレシャスメモリーズにおいて、メインエリアの除去が痛烈に刺さるのはグラップラー五月がその強靭な肉体を以て示しているが
ゆるゆりはそれを「除外で」「あらゆるキャラを」消す。
おまけに3ソースが収録されたことで今は手札3枚で打ててしまうのだから驚きだ。

アッカリーンの恐怖は、以下動画の11:00~ごろからを参考にしてほしい。

≪アッカリーン≫プレイの手札の消費枚数は多いものの、このデッキの強みは「低リスクでハイリターンなキャラ展開が序盤~後半いつでも可能である機構」であるため、キャラを並べるのに必要な手札は少なく、それ以降に消費する手札はあまりがちだ。その上で≪ソース結衣≫によるドローが乗る。
おまけにEx抜き2ドローのあかりも収録されたことで、手札量においては他の追随を許さない。≪アッカリーン≫をプレイすることなど、最早暇つぶしの域に達している。
グラップラー五月と異なり相手ターンにも使用できるため、防御手段として利用できる点もこのカードの強さに拍車をかけている。

だが≪アッカリーン≫にも弱点は存在する。このカードがイベントであるということだ。
昨今のプレシャスメモリーズをプレイしている方は重々承知の事実ではあると思われるが、イベントは無効にされやすい。
それだけであれば相手にもある程度のカード枚数要求させることができるため非常時以外ではそこまで痛手ではないのだが、対戦相手側もドローソースが豊富だと話が変わってくる。

これを高いレベルで同時に行ってくるのが、皮肉なことに同期である「ましろ色シンフォニー」だ。
毎ターンの3ドローや、5軽減×2といった、尋常でないアドバンテージ稼ぎとコストの踏み倒しは、ましろ色シンフォニーだけにとどまらずそれだけでも≪アッカリーン≫の存在意義を否定してくるので注意すべし。
≪SR中野美玖≫のようにそもそも≪アッカリーン≫が効かない大型メインアタッカーも存在する。

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ぴえん

派手な術には疎い

また、防御に関しては平均、あるいはそれより下であることも忘れてはならない。
防御面で負けることが考えられるのであれば、
・≪本気で泣きそうだ、こいつ≫を採用し序盤から≪交通事故綾乃≫≪アプ禁≫綾乃へのアクセス試行回数を増やす
・それでも足りなければ≪くやしい、でも…≫の採用、あるいは≪もう一回いくよ≫でゆるゆり側のクロックスピードを上げるなど、ダメージレースに勝てるカードの追加採用
などを考える必要がでてくることになるだろう。


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