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ぐるり という女
別に何かあってnoteを始めたわけではないが、
ぐるりしゃんのことは絶対書くと決めていた。
私が高校生の時、
Twitterで流れてきた人だ。
一瞬で電撃が走った。
この人は、何なのだろうと。
6、7年前ほどの話なので、今ほど「フィルム」だの「インスタ映え」だの、写真が騒がれていなかった頃。ふと、私の死角からゴッと鈍器で殴られたような気持ちだった。
私が一眼レフを買って少し経った頃だったので、よくTLに流れる「写真」を見ていたが、「被写体」を見たのは初めてだった。
そこから推しに推していたら、
なぜか偶然出会える機会を貰った。
名古屋の友達に会いに行ったら、近いから会おうと言ってくれたのだ。
それがこの日。
もう、本当に楽しかったのだ。
暑かった。
多分、それ以上に自分が熱くなってた。
今回書きたいのはこの次の回。
1日で、私の服を2着 着てもらった。
この服も、こんな人に着てもらえるとは思ってなかったろう。
ぐるりしゃんは、本業はカメラマンである。
他の被写体と圧倒的な差を出しているひとつはその部分。
今何ミリのレンズを使ってるのか
ゆえに大体どこまで入ってるのか
これを考えながら動いている。
こちらがしゃがめば、写る範囲に入ってくるし
バストアップに切り替えたと気付いたら、
下半身の神経を切って、上半身に注ぎ出す。
ビリビリと、的確に表現力を出せるのは
これがあるからだと思う。
私を含め、みな安易に
「ぐるりさんは表現力がすごい」
と言うが、当たり前だ。
他の被写体より、勉強熱心で、考えている。
今まで培ったものがあるから、今こう写っている。
それを私は見せてもらってるだけに過ぎない。
その努力の表現を、こう見えてたよと
客観的に教えてあげるのが私の役目。
撮る側の気持ちになれる被写体は少ない。
この人についていけるカメラマンは少ないと思うし、なんなら私だけに撮らせてほしいと思う。
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