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JRA直線・坂の意図を見抜ぬき穴馬券を獲る方法!

このページでは、JRAの競馬場の直線や坂に注目した狙い方を説明します。

筆者は、新馬・未勝利戦が専門ですが、2021年からGⅠ予想を開始。プラス決算になったため、2022年に本格的に予想配信を始めましたが、フェブラリーS、大阪杯、桜花賞、皐月賞、天皇賞春、NHKマイル、ダービー、宝塚記念、秋華賞、天皇賞秋、エリザベス女王杯、マイルCS、阪神JF、朝日FSとGⅠ 14勝を記録しています。

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このページでは、JRA直線・坂の意図を見抜ぬき穴馬券を獲る方法を説明します。

(1)なぜ競馬は、直線コースで施行されないのか?

JRAをはじめ、あらゆる競馬では、完全な直線コースとすれば、常に強い馬を勝たせるフェアな競馬が実現できます。

種牡馬選定の意味では、これで正しいのですが、毎回強い馬が勝つと、単勝は元返しが当たり前、馬券は低配当ばかりとなり、ギャンブルとして存続できません。

さらに、特定の厩舎や馬主、生産者に賞金が集中し、競馬の運営自体が成り立たなくなってしまいます。

種牡馬選定要素(優勝劣敗)を適度に残しつつ、勝つ馬をバラけさせるには、どのようにしたらよいでしょうか? 強い馬に酷量と呼ばれる重いハンデを課す、生涯の出走回数を制限するなど、いくつか方法が考えられますが、JRAが採用しているのは、競馬場の設計をすべて変える方法です。

とくに、坂と直線の長さの設定によって、優勝劣敗のコースを作ったり、弱者救済のコースを作ったりします。

では、優勝劣敗のコースを作るにはどのようにすればよいのでしょうか?

まずは、できるだけストレートコースに近づけること。スタンド側、向こう正面の直線部分を長く取り、カーブを緩めに設計します。

競馬は本質的には先行有利ですので、弱い逃げ馬に逃げ得を与えないために、長い直線、そして急坂も必要です。

(2)東京、阪神コースは、複勝・3連複で攻略


(画像はJRA公式)

このような意図で設計されたのが東京コースです。とくにマイルは、向こう正面の右奥からスタートし、長い直線、緩いカーブ、長い直線と来ますので、要はほぼ直線。坂もあることで実力が反映し、弱い逃げ馬が潰れ、しっかりと強い馬が勝つことができます。

関西では、阪神が同じ設計です。競馬歴の長い方の中には、中山と似たコースだと思っている方もいらっしゃるかも知れませんが、2006年改装以降の阪神は、東京コースの西版です。

まずは、東京=阪神(外回り)の組み合わせを、優勝劣敗のコースとして覚えておいてください。言うまでもなく、ダービー、JCという優勝劣敗の頂点、種牡馬選定の頂点に立つレースが施行される場所です。

では、長い直線と坂を特徴とする、東京=阪神(外回り)ではどのような馬券を狙えばよいのでしょうか?

答えは、能力が抜けていると判断できた馬の複勝にしこたまぶち込む、が1つの必勝法です。

能力の判断が正確にできていることが大前提になりますが、それさえできていれば、軸に選んだ馬は、(まともな騎手が乗れば)確実に複勝圏に入ります。(逆に言えば、中山や京都では、取りこぼしがありますし、福島・小倉に至っては、むしろ取りこぼしがデフォルトです)

能力の判断方法については、このページのテーマではありませんので触れませんが、中級者の方は、軸馬選出のロジックを作り、過去の出馬表でテストをしてください。成功すると、まるで嘘のようですが、複勝率が8割を超える理論が立てられるコースです。

初心者の方は、信頼できる競馬新聞の記者や予想家を探すとよいでしょう。ただし、どの専門家も、得手不得手がありますので、得意なジャンルで勝負してみてください。

ある競馬新聞を使った、具体的な方法を1つ紹介します。

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