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競馬必勝法「坂道グループ」は本当? JRA上り坂・下り坂スタート 逃げ馬に有利なのは?

マネードラゴン馬券塾です。

雑誌『競馬の天才』10月号で、スタート地点の坂(傾斜)の特集「坂道グループ」が組まれました。特集では、ディープインパクト産駒は上り坂スタートに強く、ハーツクライ産駒は下り坂スタートに強いと記されていました。

このnoteでは、種牡馬ではなく、逃げ馬にスポットを当てます。スタート地点の坂(傾斜)に影響を受けそうなのは、何といってもスタートが肝心な逃げ馬です。

引用 Yahoo!ニュース

先日の産経賞セントウルステークス(GⅡ)を逃げ切り、単勝万馬券の大波乱を演出したテイエムスパ―ダですが、舞台の阪神芝1200mは下り坂スタートでした。今村聖菜騎手に重賞初制覇をプレゼントした、CBC賞(GⅢ)も下り坂スタートでした(中京芝1200m)。

まずは、JRAの各コースのスタート地点の坂(傾斜)をまとめます。

前提として、スタート地点の上り・下りの判断では、どの区間を測るかという問題があります。

引用 JRA公式サイト

写真は、2023年の皐月賞(1着ソールオリエンス)のスタート地点です。スタンド(観客席)の右手にゲートが置かれていることが分かります。

皐月賞が行われる中山2000mは、スタンド右手の直線入口からスタートし、ゴールを2回通ります。上の断面図を見ると、スタート地点は「下り」です。しかし、スタート後約200m(1ハロン)の地点まで見ると、標高は高くなりますので「上り」と判断できます。このページでは下のように記します。

JRAの各コースのスタート地点の坂(傾斜)

JRAの各コースのスタート地点の坂(傾斜)の一覧です。

以上が、JRAの各コースのスタート地点の坂(傾斜)の一覧です。見づらい場合は、ブログでも公開しています(JRA各コース 上り坂・下り坂スタート一覧)。

スタート地点の坂と、スタート後1ハロンの高低差のどちらが重要か?

ここで気になるのは、スタート地点の坂と、スタート後1ハロンの高低差のどちらが重要か?ということです。

これを知るには、過去の逃げ馬の成績を調べればよいと言えます。下のデータは、坂の有無よりは総合力で好成績を収める可能性が高い上位人気(1~4番人気)と、単勝万馬券などデータが偏る高配当をカット(勝率等には算入、期待値から除外)したものです。

スタ=スタート地点、スタ1=スタート後1ハロンです。

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