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【中央競馬】週・月・年間プラス どれを優先するのか?

マネードラゴン馬券塾です。(無料記事)

競馬の収支は、「その日やその週(土日)」「月単位」「年単位」といった区切りがあります。

その日プラスになれば、競馬場やウインズに行った日なら、オケラ街道の逆。贅沢な食事をしたり、同行者がいれば、おごったりするはずです。その週単位でプラスになれば、月曜からの仕事も苦にならないもの。

月単位も、気になる区切りです。プラスになっていれば、少しの贅沢も可能ですし、給料日が近づいても、貯金が残るはずです。

そして、年間のプラスは、ギャンブラーなら誰でもひとつの大きな目標です。

週・月・年間のプラス決算。この3つが全て実現すればよいですし、中には、週のプラスが月のプラスにつながり、それが積み重なって年間プラスが実現すると思っている方も多いはずです。

しかし、(中央競馬の場合)この3つは、実は同時に成り立たないことが多いです。

週のプラスをめざすとします。全レース購入する方は少数派のはずで、中央競馬の24~36レースのなかで、勝負レースは、数レースしかないはずです。

例えば、全レースのなかで未勝利戦は33.4%を占めますので、36レースの週でも、平均して12レースあります。そのなかで、自分で決めたルールや予想方法に合う、自信度の高いレースが3分の1程度とすると、週にわずか「4レース」です。

3倍程度の回収率を狙うとして、4クラの勝負なら、2クラ当てないとプラス決算になりません。的中率50%ですので、当然上位人気を狙うこととなります。すると、月単位、年単位では、上位人気の期待値の低さが数字に乗ってきますので、おおむね80%程度の回収率に落ち着くはずです。結果的に、月単位では首尾よく勝つこともありますが、年単位では必ず負けます。

結論を急ぐと、年単位で勝つには、ある程度人気がない馬(期待値が高い馬)を狙うしかなく、的中率は経験的には25%程度が適切です。(諸説ありますが、統計に詳しい方やAIの予想家は20~30%の範囲内で答える方が多いと思います)

25%の的中率が、律儀に4回に1回当たることを意味するなら、毎週勝つことができます。しかし、実際に運用してみると、幸か不幸か2連勝、3連勝が発生します。代わりに8連敗程度は、ある程度日常的に出現します。つまり、年間プラスを優先すると、週ではたいてい負ける仕組みにJRAはなっていると言えます。

的中率25%の場合、月単位では勝つことが比較的多いですが、それでも年に3~4回は100%を切ります。したがって、狙う券種にもよりますが、比較的安定感を重視し、25%程度の的中率の理論を作成したとしても、次のようになります。

・日や週 負ける可能性がある(たいてい負ける)
・月 勝つことが多いが年に3~4回は負ける。
・年 勝つ

こういった構成になります。現在は公開を停止していますが、一時期は地方競馬のオッズを動かすほど人気を得たAIゆま牧場さんも、中央競馬の施行回数では月単位で確実に勝つことは難しいと述べています。

競馬に勝つためには、25%程度の的中率の理論がおすすめですが、8連敗程度は難なく耐えられる余裕資金を持ち、週単位では負けて当たり前、月ならソコソコ勝つ。年単位の勝ちを狙うというスタンスが必要です。

少し見方を変えると、中央競馬は、ファンの多くが週や月単位のプラスを目指すことを見越し、年間で負けるような設計となっているとも言えます(主催者としては、みなが少しずつ負ける形が、辞める人も少なく長く稼ぐ方法です)。JRAのことを「恐るべき頭脳集団」と呼んだ、古い予想家がいましたが、まさにそうだとも言えます。

・25%程度の的中率の理論
・8連敗程度は難なく耐えられる余裕資金
・週単位では負けて当たり前
・月ならソコソコ勝つ
・年単位の勝ちを狙う

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