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ありがとうございました

大好きな先輩が、会社をやめる。

わたしをいまの会社に導いてくれた、

書くことが楽しいことだと教えてくれた先輩だった。



その先輩は「覚悟を決めた人」だった。

どんな覚悟かといえば、

自分の幸せは、ちゃんと自分で決めるという覚悟をした人だった。


むやみやたらと動きまわって、人から褒められようとしたり

見えない高みを目指して、変に強がろうとしたり


新人で焦りがちなわたしを

ちょっと待って、ほんとうにそれやりたいの?幸せなん?

と、いつも本質を問うてくれていた。


わたしだけじゃなくて、たくさんの人たちが

「あれ、自分はもっと自由なんじゃないか」と

ほろっと泣けちゃうような

そんな陽だまりのような文章を綴る先輩だった。


だけど優しそうに見えて、

そこには「自分の幸せを誰かの定規に任せちゃあいけないよ」

という強い信念があったのだと思う。

それが今回のことで、ほんとうに「選んだ」のだなあと思った。


会社は安定で、その外側で生きるのは大変なんだ。

わたしはどうしても手垢のついた言葉を信じてしまうけれど、

自分の幸せもその方法も誰かに預けてしまうこと

それはとても怖いことだよ。


同じ場所にいるのも、離れるのも、

「自分は幸せになる」覚悟を決めることに代わりない。

そんなことを、最後に教えてもらった気がしている。


いまはさびしくってそれどころじゃないけど、

いつかあんなふうに、じぶんの確信を大事にできる、

そしてそれを伝えることで人の心を動かせる仕事をしたい。


わたしはどんな覚悟を決める


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