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G7対BRICS:12の数字で評価

BRICS(ブラジル、中国、インド、ロシア、南アフリカ)の人口は32億人で、間もなく拡大する予定であり、G7(カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国)の4倍の人口を抱えている。それでも、相対的購買力調整後のBRICSの国民総所得(GNI)総額は、G7の42.1兆ドルに対してBRICSは42.4兆ドルで、わずかに上回る程度である。したがって、一人当たりではG7の約4分の1に相当する。一人当たりGNIの最低額はG7 (日本)だが、最高額はBRICS(ロシア)の3分の1以上である

👇左上から①②③下段④⑤⑥
青:G7  赤:BRICS

①購買力平価ベースの実質一人当たりGDPの年間成長率(%)
つまり人口が4倍で成長率は2倍以上のBRICSが「伸び代」で圧倒してる状態、その上成長率がもしこのままで推移してゆくと指数関数的な経済成長してG7に追いつく。

図3: PISAスコア、2018年

国際学習到達度調査(PISA)が、15歳を対象に定期的に読解力、数学、理科のテストを実施している
BRCの3国平均で少ないがG7平均とほぼ同じ、中国がダントツなのは論文数でもおなじみ、今後インドが統計が出てくると相当上がる可能性がある。BRICS側に天才が登場する可能性も確率的に高いのは確かだろう。


図6: 汚職認識指数、2022年

トランスペアレンシー インターナショナルが割り当てた汚職スコアを示しています (透明性が高いほど汚職が少ないことを示します)。トランスペアレンシー インターナショナルは、汚職を私的利益のために委ねられた権力を乱用することと定義しています。ここでも、G7 各国は BRICS 諸国全体よりもスコアが高く、したがって汚職が少ないと認識されています
おそらくBRICSは拡大成長期であり政治的混乱は賄賂の応酬が頻繁なのは常識でしょう、日本は「衰退期」なのにワイロが政治活動の一部になってる不思議の国。泥船から逃げ出すねずみ論はあるが、そのネズミがチーズ抱えて逃げ出すw
👇数字が多いほど「業務の透明性が高い」ことを意味し、汚職が行われていないことを示してる。こういう調査は大事です、「意味が無い」あるいは「疑われるような仕事」「不審な行動」などは減点されて相対的に「浮かび上がる」のです。これは事業仕分け、あるいは「第三者委員会」を特別権限を付与して実行するのが民主主義国です。


左から⑦⑧⑨ ⑩⑪⑫


図7: 上位1パーセントの富裕層が保有する富の割合(%)

お馴染みの新自由主義の象徴と言えるグラフ
あのアメリカですらBRICS各国に負けてるw
独裁制が強いほどこういう傾向はあります、対する民主国は定率制ではなく定数性で逆転してるからこういうグラフは「見せかけ」とも言えるw


図9: 輸出における製造業のシェア(%)、2022年

幅広い種類の製造品の輸出が成功すれば、他国が購入したい商品を生産する能力があることを示すことができます。図 9 は、中国とインドがともに製造品の主要生産国であるにもかかわらず、BRICS における製造品の輸出が総輸出に占める割合 (平均 48%) が G7 (66%) よりも低いことを示しています
機械工業製品はBRICSでは中国の一強でしょう、

図10: フィンガー・クレインニン輸出多様化指数、2022年

商品別の輸出の多様化を示している。フィンガー・クレイン指数は、0 (完全多様化) から 1 (多様化なし) までの相対指数で、世界平均との差を示すことで各国の輸出構造を比較している。平均指数が 0.33 の G7 諸国の輸出は、BRICS (0.53) の輸出よりも多様化している。天然資源の輸出への過度な依存からの経済の多様化は、本質的に有利である可能性がある。同様に、既得権益層の支配からの政治の多様化は、民主主義の面で有益である可能性がある。
これもユニークな統計です、「多様化指数」とも言うべきもので、民主制度の度合いを見る為のモノで、確かにG7の方が進んでるようだ。国内産業の多様化を示すもので経済の自由度を示し、貿易も活発であることを示す。


図12: 気候変動パフォーマンス指数、2022年


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