悲しみは心の中に秘めて

私のことなんて、誰も気にしてくれないんだね。
そりゃあそうさ、自分勝手で情のない人間なんだから。

そう自分を納得させようとすればするほど、喉の奥がつっかえたような気持ちになる。

本当はそんなことないよ、大切だよ、と否定してほしい。
でもそれを言葉にする勇気がない。
反応が怖いのではなくて、自分のため込んだ激情が溢れてしまってどうせ感じが悪くなるってわかってるから。

理解しあいたい、そう思っているのは私だけで、その気持ちを押し付けるのはわがままだと思う。


今日は病院の再診の日だった。
セカンドオピニオンの結果、やっぱり癌の可能性も否定できないと。
もしそうだとしても、治療すれば大丈夫だよ、と先生は言ってくれて、私もそう思ってる。

でも、夫にそのことを伝えても、「ふーん」で終わりだった。
せめて一言、「それは心配だね。一緒に治療していこう」って言って欲しかった。
悲しくて、でも諦められなくて、詳しい病理の結果も見せた。
ざっと眺めて、無言で返された。
それで終わり。

もちろん、夫としては、不確定なことには言及しないポリシーなんだってことはわかってる。でも悲しいな。
どうして家なんて建てちゃったんだろう。
それさえなければ別れて実家に帰っちゃうのに。
いや、どうせ実家にだって居場所なんてないのだから。
どこにも居場所なんてない。私みたいな人間には。
散々好き勝手してきたのだから。

言いたい気持ちを抑えれば抑えるほど、胸が苦しくなっていく。
こうしてnoteに吐き出すことで、溢れる一歩手前で留まってる。

決壊は、衝動性の亢進を意味する。
今の私は、完全に思考が「詰んだわ、死ぬしかない」モードに入ってる。
もちろんそれが短絡的で一時的な思考だってこともわかってる。
冷静になれ。相手に期待するな。それより好きな音楽を聞いて、好きな香りを嗅いで、なんとか「自分のペース」に戻すんだ。
自分の問題だろ。自分で解決するしかないんだ。
自分の道は自分で切り開くんだろ。
相手の言動にいちいち狼狽えるな。
自分がしたいことはなんだなんだ。
相手と傷を舐め合うことか?違うだろう。
どんなに辛くても、人を信じて前を向いて歩いていくんだって決めたじゃないか。


・・・・書いていたらちょっと落ち着いてきた気がする!
終わり

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