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玉ねぎの皮を剝いたら・・・

先日道端でヨモギの小さな新芽を見つけました。

少しずつ春の訪れを感じる今日この頃です。

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今回もせん妄の世界、たっちゃんランドにどっぷりハマり込んでいる

父のリアルな様子をお伝えします。


せん妄が酷くなってから使い始めたバッチフラワーレメディー。

バッチフラワーについて書かれた色んな本にはしばしば

「玉ねぎの皮を剥くように云々・・・」と言う記述が見られます。

玉ねぎの皮を剥いた先に一体何が出てくるんだろうと思っていたら

父の場合、<漠然とした不安><自殺願望>が表出してきました。

今週の火曜日まで夢か現かの状態で

家族の呼びかけには割と素直に反応を示していた父。

そして水曜日に少しだけこちらの世界に戻ってきました。

前日までのほぼ寝たきり状態ではなく機敏な動きで

ベッド脇のポータブルトイレに行ったり来たり。

私の顔も分かり

「カオマールちゃんおはようございます」と

挨拶するようになりました。

おむつをしている事も認知し知らない間に裸族になって居ます。

父はまた活動期に入ったようです。


この少しだけ覚醒している状態がとっても危ないのです。

父は30年来の躁鬱病。

躁鬱やうつ病を患っている人が自殺を実行しやすいのが

こういう鬱~躁、躁~鬱への移り変わりの時です。

15年ほど前に父が首からお腹にかけ数か所

山菜ナイフで刺してしまう自殺未遂を起こしたのも移行期の頃。


せん妄でも同じことが言えるのかどうかわかりませんが

ちょっと元気が出てきたら要注意だと家族で警戒していた矢先でした。

水曜日のお昼前に、お風呂の辺りでガタガタ物音がして

母が様子を見に行くと

浴槽の残り湯に水を足している父に遭遇。

「今から自殺しますから」と宣言したようです。

母に呼ばれ私も慌ててお風呂へ向かいました。

「どうしたんですか?」と問いかけると

「今自殺をしようと思っていましたが出来ませんでした。」

興奮している様子はなく、不気味な位淡々としています。

「では一旦部屋に戻ってお昼ご飯を食べてみませんか?」と私が提案すると

「そうですね。戻ってみましょう」と受け入れ部屋に戻る事が出来ました。

そんなやり取りをした後、階下でお昼の用意をしていると

5分もしないうちにまたもやお風呂で物音が。

結局この時点では父は納得していなかったのでしょう。

再び浴槽に水を貯め始め「自殺しなくちゃいけないんです」と話す父に

もう1週間も便秘でそろそろ浣腸しなくちゃいけない頃だし、

折角トイレ付近まで自力で歩いてきたのは

滅多にないチャンスとひらめきました。

「あっそうだ!とりあえず自殺は止めて浣腸しませんか?」と説得です。

すると本人もあっさり「分かりました。浣腸します」と。

こうして文字に起こすとなんか変な会話ですね。

でもその時はお互い真剣にやり取りしていました。

トイレでスッキリした後は自殺願望が少し遠のいたようで

素直に自室へ戻りお昼ご飯も完食です。


さて、困った。

こうなると午後から予定していた買い出し、今日はムリかも。

父の漠然とした不安と自殺願望に対応するレメディーって何だろう?

参考書を開きとりあえず投入したのはゴースというレメディーです。

・不当に感じられる希望の持てない絶望と敗北感に使われるレメディー。

出典:バッチフラワーレメディー・ワークブック

ステファンポール著 林サオダ訳 フレグランスジャーナル社


これでだめならまたほかの物を試してみればいい。

バッチフラワーの良い所は副作用が無い所です。

ヒットすればいいし、

そうでなければ別に何の変化もおこらない無いだけです。

今回の父の自殺願望にはゴースがヒットしたみたいで

30分もしないうちにいびきをかいて寝てしまいました。

お蔭で予定通りその日のうちに買い出しに行く事が出来ほっと一安心。

とは言えまだ漠然とした不安感から

夜中に家族を呼びまくる症状が残ってしまっています。


昨晩は「眠るとこのまま死ぬかもしれない」と不安を訴えながら

その2分後には「睡眠薬を増やしてほしい」と懇願するという

支離滅裂な要求をしていました。

「自殺するって言う人が眠ると死にそうで怖いっておかしいじゃん?」と

話しとりあえず頓服の眠剤を飲ませました。


来週月曜日がメンタルクリニックの診察日なので

その時に先生に薬の種類や飲ませ方などの相談しようと思っています。

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