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体験版が出たので!サントラと一緒にプレイする【デスペラドロップス】プロローグ

 発売からもうすぐ3ヶ月となる、Nintendo Switch専用恋愛ADV『DesperaDrops/デスペラドロップス』ですが、この度、なんと無料体験版がリリースされました!!

 たっぷり2章まで遊べて、本編にセーブデータ引き継ぎ可能ということなので、ぜひぜひ多くの方に触れて頂きたい、「こっち側」に来てほしい、一緒に逃亡したい、と強く思う次第でございます。

 また、昨日2/21より同作のオリジナルサウンドトラックの配信も開始しております。

 そこで今回、実際に体験版をプレイして、サントラに収録されているBGMが初めて流れるシーンをご紹介しつつゲームのプロローグを辿りたいと思います。
 当然、プロローグのネタバレが含まれますので、ネタバレ断固NGの方は、ぜひご自身で体験版または本編をプレイしてみて下さい。

♪マークは該当シーンで流れる楽曲名、数字はサントラのトラックに対応しています。

ゲームスタート……の前に


 ゲームを開始し、超絶かっこいいOPからのタイトル画面を経て、トップメニュー画面を開いてみましょう。

♪01. Criminal Lounge/犯罪者のラウンジ

 体験版用に少し変わっている部分もありますが、基本的には本編と同じレイアウトです。
 逃亡者たちのあんよがデザインされているところがおしゃれですよね。
 乙女ゲーあるあるですが、作中でキャラの足元が映るシーンは少ないので、貴重とも言えます。
 「君、パッ●ョーネにいたことある?」みたいなちょっと奇抜なファッションの子が目につくと思いますが、もちろんイタリア人なので安心して下さい。

 ここを見るのはゲームを開始する時と、何らかのエンディングを見て戻ってきた時なので、映画館のロビーみたいな印象を持っています。
この主張し過ぎないおしゃれなBGMが心地良く、特にバッドエンド見た後はすごく心をなだめてくれるのでとても好きです。

 コンフィグから設定周りもいじれれますが、体験版で登場しないキャラのボイス設定はないようです。

 主人公の名前入力とボイスの有無を選択する画面、超久々に見ました。何回も名前を変えてニューゲームする人は少ないと思うので、相当やりこんでる人でも大抵1回しか見ないですよね。
 名前入れた時に逃亡者たちから音声でコメント出ることもすっかり忘れてて、思わず何回もキャンセルして聞いてしまいました。


プロローグ開幕


 そのあとは諸注意を挟んでいよいよ本編開始。2028年の夏、イタリア・ローマから物語が始まっていきます。

♪16. Disturbing Noise/不穏な雑音

 初手、タイトル通りの不穏なBGMとともに護送車の中からスタート。
 主人公どころか、メインキャラ全員が護送車に乗ってるところから始まる乙女ゲーは流石に史上初だろうと思います。

♪15. Serious Talk/真剣な話

 真剣に話していない人もいる気もしないでもないですが、本作で最初に登場するイベントCGです。グッズにも使われていますね。メインキャラ全員集合絵が最初の一枚っていうのも実はあんまりないんじゃないかと。
 この先、主人公・ミカが誰と結ばれたとしても「馴れ初めは?」って聞かれたら「護送車です」って答える羽目になりますからね。
 名を名乗る前なので、ウインドウの名前欄が「可愛らしい少女」「眼鏡の男」など、特徴+性別という感じで表記されているのですが、ラミーだけ「少年」としか書かれていないのが地味に好きです。
 そして、主人公と一緒に護送車に乗り合わせた愉快な仲間たちの自己紹介パートが始まります。
 名乗りに合わせて、各キャラクターのテーマ曲が初めて流れる印象的なシーンです。

♪31. Green Cat/翠色の猫
♪33. Profeta Rosa/桃色の預言者
♪29. Blue Swindler/青色の詐欺師
♪30. Red Sniper/赤色の狙撃手
♪32. Yellow Revolutionary/黄色の革命家
♪28. Gray Wolf/灰色の狼

 曲名と合わせてスクショ載せると、しっかり詐欺師って書かれてるフランク・カサノヴァさん(自称・一般人)じわじわきますね。まあ、バレバレでしたけど。
 ここのパートは早速7人の会話のやりとりの面白さが炸裂してるし、さらっと出てきた台詞が後々回収されたりするので何度見ても楽しいです。

映画やゲームの違法アップロードには厳しい犯罪者たち
あの、これ……乙女ゲームですよ??
これが悪いことをする人の顔に見えますか!?

 最後にミカの順番が回ってきたところで時を遡って2日前の7月14日の出来事を回想していきます。 

なぜこうなっているかというと……


 開放感あふれるBGMとともに、ローマはテルミニ駅前からイタリアの日本人留学生・ミカさんのバカンスが始まります。

♪06. Midsummer Daydream/真夏の白昼夢

 ミカにとっては平穏だった日常の象徴であった親友・アイーダとの他愛もないやりとりが描かれます。

イタリア人は家族を大事にするらしいですね
♪13. Sorrowful Eyes/憂いた瞳

 ミカの家庭環境がちょっとわけありであることも早々に語られていきます。3歳の頃のことなんてよく覚えてるな……と思うんですが、それだけ亡きお母様との思い出が印象的だったのでしょう。

果たして「相応しい生き方」は見つかるのか……


♪07. Laughing Clown/嗤う道化師
♪02. Fugitive Life/逃亡生活

 コミカルな曲とともに楽しくおしゃべりしていた二人でしたが、突然アイーダの予定が変更になって夜まで別行動をすることに──ここからミカのバカンスは徐々に雲行きが怪しくなっていきます。まだ逃亡始まってないのに、逃亡生活という曲が既に流れてるし……。
 もっとも作曲者・成田氏によるとヨーロッパ各国の要素を取り入れた、ヨーロッパ一周旅行のような曲だそうなので、さあ観光するぞ!という場面にもマッチしてるのかもですね。

♪05. Peaceful Days/平穏な日々

 残念ながら、あと数時間で終了する平穏です。

 そしてミカはテルミニ駅前からスペイン広場へ向かうのですが、その道中でこの先出会う護送車で仲間と立て続けに遭遇するという奇跡を起こします。
 運命の人とのニアミス……そんなのなんだかまるで、乙女ゲームみたい♡


たぶんシャイナお兄さん
たぶん親切な男の子
この子はふつうにKAWAII
たぶんナンパ
たぶんご当地ヒーローかなにか
どう見てもギタリスト

 ──ローマって犯罪者しか歩いてないのか??
 と、ときめきとはべつのドキドキも味わわせてくれる楽しいパートです。
 ここはまだ名前を知る前だから、みんな自分のテーマ曲を背負って登場しないな──と思っていたら、フランク・カサノヴァさん(自称・一般人)だけしっかり青色の詐欺師が流れていて、やっぱり詐欺師であることが明示されているのがじわじわくる……。

♪03. Twilight Melody/黄昏の旋律

 この夕方のシーンで流れる印象的な曲は、成田氏がおまけで納品したという話を今日知ってびっくりしました。
 

♪04. European Nights/欧州の夜

 別行動を取っていたアイーダと合流するためにレストランへ向かったミカの前に現れたのは、見知らぬ(こともない気もする)ジェントルマン。

未婚の若い女性にマダムって使うの?? 
と思ったけど、調べたら英国だと使うみたい。 
♪11. Broken Wing/折れた翼

 彼からある頼みごとをされたことでミカの特殊能力、サイコメトリーが明らかに。
 ついに禁じられた力を発動し、紳士の過去の記憶を読み取るミカでしたが……。

♪17. Danger Zone/危険地帯
♪12. Lonely Heart/孤独な心

 その直後、紳士は突然現れた襲撃者によって殺害されてしまいます。

お前のようなレストランの客がいるか 
お前たちのようなポリスマンがいるか

 あれよあれよと言う間に、殺人の冤罪をかけられ、明らかに怪しい黒服の奴らに護送車へ詰め込まれ、愉快な仲間たちと手錠で繋がれて──今に至る、というわけでした。

回想は終わり、再び護送車へ


ころしてないですよ?
いや、ほんとにころしてないです

 必死に弁明するも、すっかり殺人者扱いになってしまったマダム・アマミネ。つらいです。
 本当にここから恋が始まっていくんですか??
 しかもどうやらみんなが乗っているのは普通の護送車ではないらしく、ハイウェイに乗ってどこか遠くへ向かっているという。
 ざわつく車内、か、ら、の。

バラバラだった悪党たちが「一同」になった瞬間である

 車両が横転しました。
 その時、とっさに誰かが抱きかかえてかばってくれるという、本作で初めての乙女ゲーっぽいアクシデントが発生します。

恋が始まるような気がしてきた(吊り橋効果かな?)

 この時に庇ってくれたのが誰だったのかは、その人のルートに入るまでわからないので、予想しながら明かされる時をお待ちください。

 ともあれこれがきっかけで脱出はできたものの、新たな危機がすぐそこにありました。

なんだ、普通の時限式爆弾か……とはならない!!

 みんな起爆寸前の爆弾から逃れるために走り出すものの、重症のドライバーが気になって動けないミカ。みんなと手錠で繋がれてなければここでゲームオーバーだったと思われます。

サンキュー、ジブさん

 ここなんですけど、ジブはミカをどんなスタイルで抱えてると思います? テキストだけなので想像が膨らみますよね。
 乙女ゲー的にはぜひお姫様抱っこでお願いしたいけど、ジブは片手にギターケースを持ってる筈なので、もう一方の腕で俵担ぎスタイルですかね。

 ほどなく爆発炎上する護送車を後にして、ここからミカと6人の無法者たちの大冒険が始まっていくわけです。

なぜならプロローグだから

 そんなわけで、ここまでが本作のプロローグとなります。本当の本当に始まりの部分だけですが、すでに最高に面白いので、ぜひ実際にプレイして下さい。
 繰り返しになりますが、無料体験版では2章まで遊べるのでたっぷり楽しめると思いますし、続きが気になって本編をプレイしたくなることと思います。

 見落としがあるかもしれませんが、プロローグのストーリー内が初出のBGMは18曲。つまりOPとメニュー画面の2曲と合わせて20曲の楽曲を聞くことができます。
 しかしまだ流れていない曲がED曲と合わせて17曲もあるのです……!! 心ときめく恋愛イベントの曲や、ハラハラするミッションの曲など、さまざまなシーンを彩る楽曲にもぜひご期待ください。

 体験版で初めてデスペラドロップスに触れる皆様、それでは、よき逃亡生活を!!

 


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