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「おかあさんといっしょ」と「嫌な天才」

最近よく怒る。
怒るというか不満を言う。
というのも彼氏に対して。こんなこと小さな声でしか言えないけど。

私は今まで全く怒らないタイプだった。受容性19もあるし。
人生で1回だけ怒ったことは、高校生の修学旅行のグループ行動のとき。友達が揃って頭がおかしくて、単独行動し始めて、1人捕まえたと思ったら1人放浪してた。1日中私の時間がなかったのに、夜になって先生がリーダーの私に怒ったときだった。
基本、「なるようになればいいじゃん」タイプだった。

だから彼氏に怒るまで全く気付かなかった。
怒り方が「おかあさんといっしょ」なんて。

おかあさんのことは大好きだけど、時々痛いところをピンでブスりと刺す怒り方が嫌いだった。言われて嫌なところを見つける天才なのだ。

父と母との喧嘩で板挟みになっていた私は、どっちの気持ちもわかるしわからないから、なんでこんな話が永遠に平行線になるんだろうと思ってた。

ある時、大事な話し合いで彼氏と喧嘩をしたとき
私も言われて嫌なところを見つける天才 になった。
永遠に話が平行線に続くように話を仕向けてた。自分の主張が正しいと伝えたいから。

彼氏の「その言い方はなくない?」の一言で気が付いた。
私って超最低じゃん。

それから意識して気を付けてはいるけど、一朝一夕で治せるもんじゃない。

自分の主となる価値観に近い部分で喧嘩すればするほど、お互いの言い分が白熱して、嫌な天才がやってくる。

毎日毎日、言い方を意識して努力しないと、私の中の嫌な天才は消えてくれない。

ああ、嫌な天才が私にもいるってことを気づかせてくれた彼氏には感謝しなきゃな。多分喧嘩してなかったら、いまだに受容性ガンガン人間だと自分で思っていたと思う。

これからも嫌な天才との闘いは続きそうだけど、いつかその天才が「ただのいい奴」になってくれる未来を信じて。


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