ぐれーとばりありーふ

私たちは・…その日初めて・…ヘリコプターにのった

空に上昇していく感覚をわくわくしながら・・・ベルトを締めかくにんすると

みるまにに空高く跳ね上がるプロペラ

あしがうきたつ

プロペラの騒音・・・え?なにかいった?なんにもきこえないよ!

今日はすこしくもっている・・あさがたはやくでて・まだまだ・・・空はくらいけれど

そらをとびはじめたんだ!べるとをゆるめ・・・まどのほうにみをよせる

なにかみえるかな!・・・ようやく明るくなってきたようだ

少しづつ・…気温は…下がり…・毛布にくるまりながら下を見下ろすと

驚いて・・・思わずいきをのんでしまった

青のグラデーションが・・・緑のこの広い大地の外側を
囲み揺れているのが…まるで夢の出来事のように・…しかし…はっきりと見える

緑・・緑・・・緑の大地・・・・ブルー・・・・・こんなにうみがすきとおってみえるなんて!

私たちははねをひろげたとりになって・・・大きく旋回した 

自然は・・・なんてきれいなんだろう

どれくらいたったのか・・そらをただよっていると・大陸を離れて…小さな島が見えてきた・・・・・・・

ここは…グリン島・・・・・自由になったとりは・・・・・どこかでひといきつくとろをさがしていた・・・

そして・・・

ある島にだどりついた

ダイヤモンドをちりばめた青い海にうかぶその小さな異国のおひめさまは・・…マングローブの森とわずかなハイビスカスの花をつけて・・・しまにうちよせる白いベールを揺らせながら私たちにてをふるようにまねいていた

彼女はは広い心でいつでも・…異国の旅人を受け入れてくれる

空の旅で冷え切ったわたしたちの体は・・・ゆっくりと・・この島に抱き締められるようにぬくもりを取り戻していく

魚も鳥も・・・自由なこの島で・・・愛の歌を歌い・・・・私たちにとても大事なことをにおしえてくれているようだ

グレートバリア・リーフ

かつての・…悲惨なおもかげは・・・・きえて・・・・どこまでも・・・・どこまでも・・・あおく・・うつくしいてんごくのようなしま

浜辺を散歩するカモメ・・・

なみとおいかけっこをしていると・・・・そのうち・・・・さかなになってしまうよ

透きとおった・・・…8月の海は少し冷たい……もぐるたびに…黒い…なめこが・・・のんべんだらりと・・・くっついてわたしたちをおどろかす

どこからきたのさ・・・ぼくたちは・・・ここでしあわせだよひるねのじゃまをしないで・・・・とわらっているようだ

平和な海・・が一番美しい…・今度…わたしの国にもおいでよ異国の彼らと片言の英語で・・たわいのないおしゃべりをたのしみながら・・・・・わすれられない・・海の散歩ををたのしんだ

太陽がしずみかけて・・・ときをしらせる

海のシンデレラは・・・あおいどれすとひれのついたゴムの靴ををぬいで・・・ふたたびかもめになって・・・またそらをとぶ・・・・

波の音は・・・少しずつ・・・プロペラの騒音にかき消され…明日に向かって・・歓声の声の中飛びび始めた

平和な・・・・空に・・・・みんなが幸せでありますようにとメッセージをえがきながら旋回して