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4月。。〈菜の花〉

おはようございます。楓子です☺️
新学期❣️高校2年生です‎🎶
今年も桜満開です🌸
この学校の桜の木の下で大智クンと再会したんだよね
1年前❣️懐かしい。今でも覚えてます😌

『大智クン あの場所で写真撮りたい💗』
「お!いいね!ちょうど人居いないじゃん!」

思い出の場所に行きポッケから携帯を取り出す…
ん~。ちゃんと桜が映るようにって
インカメラで私が撮ろうと構えたけど
アングルが決まらない_🥺
「貸してみ!!」『あ、うん👀』
大智クンに携帯を渡す。
「こういうのは 無理して全部を入れようとせず…
ん~よしこの辺り。ふぅもう少し近づいて」
『はい😊』「もっとだよ!」『わっ❣️』
ぐぃっと腕を掴まれ引き寄せられた私の体と顔は
磁石か!ってくらいに
大智クンにピッタリくっ付いた…///♡ 
「よしっ!」
(カシャッ!カシャッ! )
「いいじゃ~ん!wふぅ見て」
携帯渡され画面みてみる…

えっ(´°‐°`)ワタシ、ジャッカン、ハンメ ジャナイカ…。

『ちょっと大智ク…』
言いかけた時に 校門の方が
騒がしくなったのに気づき 視線を送った。

新入生だろうか可愛い女の子が歩いてくる周りに
男子学生中心に集まっている…。
「あ。さな?」
大智クンがボソッと呟いたのが聞こえた。

〔え~!あれ さなちゃんじゃない?〕
〔あ、ホントだ!さ~にゃ!めちゃ可愛い♡〕
〔同じ高校って事かよ!凄いじゃん〕

って周りからも聞こえてた。私でも知ってる
鳳珠彩夏(ほうす さな)ちゃん♡
この辺りでは
知らない人は居ない
小さい時からテレビやイベントに出てる
お人形さんみたいに可愛らしくて
誰からも愛される感じ︎💕︎
初めて見た~👀顔小さいくて ほんとに可愛い✨
菜の花の様な彩やかさがある❣️


人だかりにペコペコ謝りながら進んで
誰か探してるのかキョロキョロ辺りを見回してる…
!!こっち見て手を振って走ってくる👀
今度は私がキョロキョロした瞬間
『だいち~❣️』
って声が彩夏ちゃんから聞こえて私と周りから
一瞬にして注目を浴びる大智クン…

キラッキラな笑顔で向かってくる彩夏ちゃんを
軽く手を挙げて私から離れて
彩夏ちゃんに近づいていく大智クン
《 チクン…💥》
なんだろう 心臓に針が刺さったように痛くなった
お互い呼び捨てで
仲睦まじい感じで話してる…いい雰囲気。
美男美女。
周りの野次馬からも
〔あの2人お似合いだね~〕なんて声が聞こえて
見てられなくなって
後ずさりでその場から立ち去った。

生徒玄関前まで来た時
大智クンが呼んでる声が聞こえた気がしたけど
そのまま中に入って行った…
気持ちに余裕がなく涙があふれそうだったから。

「ふぅ!!」ドン!!💥 
靴を履き替えた後
下駄箱と大智クンの間に挟まれた。
「ふぅ 何?どした??」
急いで来たのか少し息を切らせてる…

『なんでもないょ。ごめんね…。』
それだけ言ってクラスに向かおうとした時
!!!ぐぃっとまた大智クンに腕を掴まれ
今度は腕の中に包み込まれた。

『…大智クン…だ…め💦』
「何がなんでもないだよ。なんでもなくねぇだろ」

『…だって…さなちゃん可愛いし…大智クンも…呼び捨てで仲良さそうに話してて…周りからお似合いだねとか聞こえて……私、自信なくした🌀』

「ほら、やっぱり。な~んで黙って勘違いして勝手に行くかな~この子は…」
『だって~🥺あんなとこ見せられたら誰だって勘違いす………ほっ??ん?😶…勘違い?』

「あのな…。俺と彩夏は…いとこ!」
『え~!!!いとこ…え?いとこ??
いや、でもいとこ だって別に付き合えるじゃん。。。』
「ハハッ。…とか《 俺の彼女》が言ってるけど…彩夏。」
!?顔上げたら 側で彩夏ちゃんが心配そうに
こっちを見ていたと思ったら
大智クンの言葉を聞いて
―『え~だいちと?ムリムリ😆全っ…然タイプじゃないもん❣️』

って笑い飛ばしてる👀
「おぃ!あのな!俺だって願い下げだわ‪笑🤨」
って大智クンまで 対抗してる。

そんな2人を見てたら イトコなんだって分かるかも
なんか似てる!👀

「彩夏に紹介しようとしたら居なくなってるんだもんさー!この早とちりが!」
(コツン)
大智クンから
指で小突かれた…///♥
『ごめんなさい💦』

―『へぇ~だいちって彼女に そんな事するタイプんだね~🤭🤭🤭』
「彩夏~。うっせぇぞ😛彼女に…じゃなく楓子だけだから!」

―『はいはい!楓子先輩😊よろしくお願いします✨あとで だいちの㊙️話教えますね🤫』
「おぃコラ😐💦」
『‪うん♡彩夏ちゃん こちらこそよろしくね❣️』

こうして春の新しい風が
素敵な出会いを運んできてくれましたとさ🌷🌸
                                                      《 4月。菜の花 終》
















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