1話完結 小説『アリは欲しがらない』
<概要>
「アリは欲しがらない」は、人類が長い間積み重ねてきた歴史の膨大なエピソードを、多様な種類がいるアリに置き換えたものです。
たとえば、クロアリとシロアリの敵対関係を人種問題に置き換えたり、行軍をしながら全てを食い尽くすグンタイアリを遊牧民族に置き換えたり、資源はあるのに武力を持たないミツツボアリが覇権争いの中で狙われたり…
出て来るエピソードは無限大です。
ストックの関係上、1話完結としますが(来週からはGIRLS' TRANSACTIONを連載します)場合によっては続編を掲載することもあるかもしれません。
5万文字ほどありますので、心してご覧ください笑
<登場蟻種一覧>
クロオオアリ:日本でアリといえばまずこれを思い浮かべるというほどメジャーな種。小説の中では覇権争いの主要な種となる。
クロヤマアリ:クロオオアリと似ているが、少し小柄。こちらも日本ではメジャーな種。サムライアリに奴隷狩りされることで有名な、悲しい種。小説の中での立ち位置はだいたい分かると思う。
サムライアリ:奴隷狩りをすることで有名な種。戦闘に特化している。覇権争いで重要な立ち位置となる。
シロアリ:膨大な資源と労働力を持つが、クロアリにはかなわない。
トゲアリ:クロオオアリの天敵。覇権争いのカギとなる。
ウミトゲアリ:海洋民族。魚やカニをエサにし、泳ぐこともできる。武力もそこそこ。
ハキリアリ:木の葉っぱを切って巣に運び、キノコを栽培して生活する。グンタイアリも撃退するほどの強力な種。素のままなら最強の民族。葉を切る技術は重宝されることに。
グンタイアリ:決まった巣を持たず、女王アリを中心として数百万匹で行進し、行く先々で食えるものならなんでも食い尽くす恐ろしい民族。
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