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会社でよく見る「働かないオジさん」にならないために・・

人事のプロが教える「働かないオジサン」になる人、ならない人 | 楠木新 著

・日本企業の構造上、大多数は働かないオジサンになる。自分もそうなる 可能性の方が高いことを強く自覚して生きること。
・そうならないために、日々研磨すること

僕もよく同僚と嘆く。明らかに働いてないのに、偉そうで、服装とかスーツのセンスは無い、「憧れねぇなぁ」っていうオジ様たち・・

でも、僕だって同僚だって、その人たちの姿は自分たちの未来のモノかもしれない。いや、日本の会社の構造上、そうなる可能性の方が高いというのがリアル。そうなってしまう原因とならない方法を記した本があったので思わず読んだ。

「新卒一括採用」と「ピラミッド構造の会社」が働かないオジサンを生み出す。

欧米では、少数のエリート社員が、多くのノンエリート社員を引っ張っていくという構造がスタンダード。日本の新卒採用のように「どの部署に配属になるか分からない」という人材の採用はほぼ無い。ポジションごとに人を見極めて採用する、という方が普通らしい。

一方、日本の企業は少数のエリートが多くの人材を引っ張るというスタイルを会社も社員も(「上が働かなくて困るよ」という若手社員でさえも)本質的には望んでいない。会社を一つの「場」として捉え、感情的な一体感を求めるため、未経験にいろいろな職種を経験させ適材適所を見定めていく。これはこれで理にかなっているかもしれない。(これは日本人が狩猟民族ではなく、農耕民族ムラ社会であることも関係するだろうか、と思ったりする)

とはいえ会社組織はピラミッド構造になっているので、年次が上がると必然的にポストは減る。押し出された人が働かないオジサンになっていく。

こう考えると、日本にいる限り、こうした組織の問題をすぐに変えることは難しそう。それよりも如何に自分が「働かないオジサンにならないか」ということに集中した方が良い。


「こころの定年」に正面から向き合うこと

組織で働くことの意味に悩む状態を「こころの定年」と本書では記されている。60歳(65)歳の就業規則上の定年よりも先に、人生80年でも会社生活でも折り返し地点となる40歳頃にこれを迎える人が多いらしい。同期内でのポストに目に見える差がつくのがこの時期だからかもしれない。


新たな自分のイメージを作ろうと「主体的に取り組むこと」

とにかく人のせいにしないこと。イキイキと働く「イイ顔してるオジサン」にはこういう人が多い。


「取り替え可能な自分に安住しない」

サラリーマンだとしたら、矛盾のある言葉かもしれない。取り替え可能な人材でないと人事異動は成立しないから。でも、せっかく生まれてきた人生だよ?自分なりの個性を発揮したいのは当然でしょ。「他の人と違う存在になるために研磨しよう」というスタンス。


「好きなことを仕事にする」→「自分を使って何ができるか」の姿勢で考える。

誰かの役に立つことを真剣に考えている。誰かに感謝され、評価される心地良さが「イイ顔」を作り出す。


自分なりの師匠を見つける

「これに取り組みたい」という真摯な姿勢を持った上で、目標に近い人を真似るのが近道である。目の前のお手本と自分を常に重ね合わせることが大きな力になる。


いやぁあ・・


働かないオジサンにならないことって・・大変だなー

がんばろー


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