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育休からの復帰 3日目

今日は、復帰後初のオフィス勤務。
私はリモートワーク中心だが、挨拶や新しい業務の都合で片道2時間弱をかけて会社へ。

前回記事で、電話対応があっさりしていた、という恨言のようなことを書いてしまったが、やはり直接会うのは全然違って、そこは私の知っている、フレンドリーな(というよりは家族っぽい)会社だった。
社歴の長い同僚ほど、「待ってたよ」「おかえり」と声をかけてくれて、その懐かしい顔と雰囲気に、思わずじわっときてしまいそうになる。
オンラインで繋がる方法が充実したとはいえ、リアルの対面には絶対的な特別感があることも今日1日で改めて実感した。

育休復帰でモヤモヤする、と自己紹介に書いてはいるが、私の働く会社は、従業員の幸せをしっかりと考えてくれている会社だ、と私は思っている。
福利厚生が他社と比べて圧倒的にいい、とは言わないが、個人の生活のことや家族事情には、かなり配慮をしてくれる。
今日も、人事のメンバーが、サポート方法に改善点がないか、今不安に思うことはないか、などとヒアリングをしてくれたので、遠慮なくこうだったらもっといい、ということを伝えさせてもらった。

出社日ももちろん時短勤務のため、挨拶をしたり会社でしかできない業務を教わったりして、今日もあっという間に終わってしまった。
業務のメールは1通も開封できていないが、残業はできない。

帰りに、不安とモヤモヤがだいぶ軽くなったことに気付いた。
というのも、不満だった新しい業務に対して、いつの間にかこんなことしてみよう、とか、自分なりにこうしてみたらもっといいかも、とか考え始めていたのだ。
1日会社に行っただけだが、組織の一員として働くことのカンがほんの少し戻ってきたようで、安心した。

さて、帰宅してみると、夫に抱っこされた娘が半べそをかいていた。
夕飯は終わっているのに、大好物のいちごがテーブルの上に放置されている。
食事の後半で泣き出して、食べなかったと言うのだ。手を洗って、私が食べさせようとしたがやはり食べない。
たくさんの人に会ってきたのでさすがにそのまま抱っこするのはまずいと思い、先にお風呂に入ろうとすると大声で泣き始めてしまった。
普段はあまり泣かないし、泣いても私か夫が抱っこしてあやせばすぐ泣き止むのに、今日はどうにもダメだ。
大急ぎで体を洗ったが、脱衣所で夫に抱っこされたまま、ずっと泣いている。
体を洗い終わったところで、夫から娘を受け取って抱っこする。
裸ん坊の娘は、しばらくしてようやく泣き止んだ。

お風呂を出ても私が離れると泣いてしまうので、夫にフォローしてもらいつつ、なるべく抱っこしたままそれぞれの支度を済ませて寝かしつけまでこぎつけた。
疲れ、眠気、そして不安感のようなものでいっぱいいっぱいだったのだろう。
長めに抱っこしていたら落ち着いたので、授乳後はすんなりと寝てくれた。

ここまでの間、不思議なことに娘が泣いているのを見て、罪悪感や、辛い気持ちにはならなかった。
なんというか、日中離れていた分、余裕を持って対応してあげられた気がした。
気が済むまで泣いていていいし、求めるだけ抱っこしていてあげようと無理なく思えた。

寝かしつけている間、ひとつ考えたことがある。
私は仕事をしている間、娘何してるかな?と少し考えたが、寂しくてしょうがない!とはならなかった。仕事モードになっているから。
でも、仕事が終わって帰ってくると、昼間一緒に過ごせなくて寂しかったなー、といきなり感じるのだ。
そしてそれは、娘も同じかも?と。
保育園にいる間は、保育園モードになっている。お昼寝が短いらしいので、多少無理している可能性はあるが、それでも楽しくないわけではないはず。なぜなら連絡帳には終始ごきげんと書かれているからだ。
でも帰ってきて私たちの顔を見ると、やっぱり一緒にいたかったー!みたいな感情が出てくる。
保育園にいる間は楽しい、でもそれはそれで、おうちで親とも遊びたい。
保育園で過ごす時間と親と過ごす時間、
両方とも価値がある、と娘が思っているのではないか。

だとしたら、別に泣いていても悪いことじゃないし、心配しなくていい。
大勢の先輩が言っている通りそのうち慣れるし、
昼間離れていたからこそできた心のゆとりで、泣いているその気持ちを受け止めて、娘の気が済むまで抱っこしていてあげられるなら、全然可哀想でもない。
私はあっさりしすぎだろうか。
でもこれがしっくり来た。

とはいえ、まだ3日目。
週末はなるべくべったり過ごして、新しい1週間に備えてお互いにチャージしようと思う。

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