見出し画像

育休からの復帰 2ヶ月半経過

6月はとにかく仕事が忙しかった。
担当業務が5月と比べて忙しかった上に、社内研修の講師も依頼され、娘が寝てから仕事をしたりもした。
みなし勤務なので、時間内で最大限のパフォーマンスをして、時間外は絶対に仕事をしない、という目論見は早くも崩れ去ってしまったのだ。

最近よく思い出す言葉

保育園の申し込みをした頃、よく「0歳児保育、かわいそう」「かわいそうじゃない」とネットで調べていた。いろんな記事を読んで、きっと保育園に入れてよかったと思えるはず!と自分を励ましたかったのだろう。その中で、1つのスレッドに、一般の人がコメントする形式のところで読んだ言葉を、最近思い出す。
その言葉というのは、どこで拝見したのか、もうわからなくなってしまったので正確ではないが、

「子どもが小さいうちは一緒にいてあげるのが幸せ、というのは、半分は親の幸せ。それを我慢して、お子さんの未来のことを考えて働くお母さん、素敵だと思いますよ。」

こんなあたたかい言葉だった。
私は家に娘といる時間、いくらかのこなしている感はありながら、それでも育休中は何度となく幸せだな〜としみじみ感じていた。
自分が働きたい、という気持ちももちろんあるけど、保育園を申し込まずに育休を延長して、私が無収入でもう1年生活をするのは、やはり現実的ではなかったのだ。だからこそ、この方の言葉が妙に腑に落ちて、「預けてもいいんだ、母親の都合ばかりと思われそうなんて、気にしなくていいんだ」と安心することができた。どこのどなたなんだろうか…伝える術は無いにしても、心から感謝している。

この言葉を思い出す理由は

育休を延長していれば、おそらく手にしていたであろう幸せな時間を犠牲にしてまで働いているのに、なぜこんなにストレスを感じているのか、と思うようになったからだ。仕事ができることは、私にとって喜びのはずだった。だが復帰してから2ヶ月半、自分がものすごいストレスを感じていることに気付いてしまったのだ。特定の誰かが悪いというよりは、部内に受け入れられている安心感を得られずに、不安が尽きないのだ。

仕事ができないと思われているかも…
自分の発言に対して、何言ってるの?と思われていそう…
仕事量、大したことないと思われてるかも…
あの言い方、ちょっと傷付いたな…

被害妄想だ、と言われてしまっても仕方がないのかもしれない。ただこの2ヶ月半、自分なりに溶け込めるように努力したつもりだが、結果として安心感を得るには至らなかったのだ。安心できないから、こんな風に被害妄想めいた思考に陥る。
上司のせいにするのは意味がないとは思いつつも、1回くらいは「最近どうですか?」と軽く声をかけてもらえたら…とも感じている。

こんな風に、毎日考えてもしょうがないようなことを考えて、娘と過ごす時間も仕事のことが頭を占拠している。これではダメだ。なんのために、いろんな娘の初めての瞬間を見られないことを我慢してまで働いているのか。

だから、どうする?

上司に色々思うところはあるものの、シンプルに自分がその部署と上司と合わなかったという結論が1番平和だ。初めから拒否したわけではなく、2ヶ月半とりあえずまじめにやってみた。自分の考え方を、アジャストしようと、それなりに努めた。それでもダメだったのだから、あとは回避するしかないだろう。部内の他の同僚は、本音は知り得ないが、気持ちよく仕事しているように見えるのだから、やはり私が合わないだけなのだ。みんなと同じように気持ちよく仕事しているフリをするのにも、もう疲れてしまった。

というわけで、人事に相談して、異動の希望を出した。すぐにどうにかなるわけではないものの、人事には気持ちを受け取ってもらえて少し安心した。以前の自分ならもっと長く我慢していたと思う。サラリーマンたるもの、与えられた場所で精いっぱいやるものだ、と鬱で休職する羽目になるまでは謎にスポ根だったから。
でも今は、仕事より大切にしたい生活がある。家族と自分の、心と体の健康より大切なものは何もないのだ。だから、早めに回避する選択をできたことだけは、成長したなと自分を褒めてやりたい。

育休から仕事に復帰するのが、こんなにも辛いとは。きっと私以上に辛い思いをした人はごまんといるだろう。
先陣の働く母たちに、心からの敬意を表して。

***
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?