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幾重にも重なる想いを

あなたが私にくれたものは、かけがえのないたったひとつのものでした。

それはとても心地良い温度で、私のことを癒してくれます。
それはとても優しいカタチで、私のことを包み込んでくれます。
それはとても温かい色で、私の心をホッとさせてくれます。

あなたに出会えたことが、私の物語を変えてくれました。
私の歩く道を、太陽のように照らしてくれました。
私の涙を、雨と一緒に流し去ってくれました。

たったひとつの道は、決してまっすぐに平坦ではなくて、立ち止まってしまうこともたくさんありました。
でもそんなとき、支えてくれたのはあなたの言葉でした。
その言葉は、この先もずっと私の胸の中でそっと生き続けると思います。

笑顔の朝も、涙の夜も、そっと寄り添ってくれます。
私の人生に、あなたがいてくれたから感じたたくさんの幸せ。
それをひとつひとつ言葉に変えるのはとても難しいです。
だけどいつだって、心に残るたくさんの幸せを、これからも大切に守ります。

あなたが私にくれたのは、かけがえのないたったひとつの愛でした。
その愛に私は、優しい光を灯します。
この世界の人たちが、その光を見て、癒されるように。
この世界の人たちが、その光を見て、優しさを繋いでいけるように。

あなたが私にくれたのは、優しい優しい言葉たちでした。
世界で、たったひとりのあなたへ、「ありがとう」を贈ります。


◇◇◇◇◇

先日、フクイチさんが面白そうな個人企画のアイデアを出されていて、そのうちのひとつに参加してみようと思います。

上記のnoteは私がある人を想って書いたラブレター。

これを、ささいな笹さんと遊んでみました。


◇◇◇◇◇

安物のお布団にびゅっと潜りこむ瞬間が幸せな秋だ。
あなたが私にくれたものは、かけがえのないたったひとつのものでした。

くたくたになった長袖Tシャツと、綿生地のゴムズボンは春と秋のお友達。
それはとても心地良い温度で、私のことを癒してくれます。

相棒・スマホに充電器を差しこみ、アラームは忘れずに午前7時15分。
それはとても優しいカタチで、私のことを包み込んでくれます。

オレンジ色のスヌーズボタンに2回手を染めて、目を閉じて揺れる時間が好き。
それはとても温かい色で、私の心をホッとさせてくれます。

本当はあと9分早く起きて、ドリップコーヒーのひとつでも仕込みたいのだけれど。
あなたに出会えたことが、私の物語を変えてくれました。

夜に真っ逆さまに落ちる前は、明日のことは考えないのがマイルール。
私の歩く道を、太陽のように照らしてくれました。

夜のひとときが一日で一番大切なのだ。
私の涙を、雨と一緒に流し去ってくれました。

寝る前の歯磨きが好き、口の中がミント味でさわやか。たったひとつの道は、決してまっすぐに平坦ではなくて、立ち止まってしまうこともたくさんありました。

noteやTwitterを広げて、ハートを赤く塗るうちに、まぶたは積荷を増やして北に向かう。
でもそんなとき、支えてくれたのはあなたの言葉でした。

北の最果てまで来た頃に、もう一人の住民が冷たい身体とともに布団に潜り込んでくる。
その言葉は、この先もずっと私の胸の中でそっと生き続けると思います。

暖を求めるように足を擦り寄せてくるけど、冷え性の私の方が幾分冷たいのだ。
笑顔の朝も、涙の夜も、そっと寄り添ってくれます。

「ブッ」と何か放つから、「もうっ!!!」と怒る。
私の人生に、あなたがいてくれたから感じたたくさんの幸せ。

ほんとは、とても愛しいと思っているの。
それをひとつひとつ言葉に変えるのはとても難しいです。

今日も一緒にいてくれてありがとう。
だけどいつだって、心に残るたくさんの幸せを、これからも大切に守ります。

豚の角煮かカレーの中の玉ねぎぐらいにポカポカのとろとろになったと思えば、もう朝の岸辺。
あなたが私にくれたのは、かけがえのないたったひとつの愛でした。

もう香ってこない金木犀がさみしいけど、地面の上の落ち葉のテキスタイルが鮮やかだなあ。
その愛に私は、優しい光を灯します。

もそもそとパンを食べ、慌ただしく身支度をする。
この世界の人たちが、その光を見て、癒されるように。

「また夜にね」ぬくもり交わして靴を履く。
この世界の人たちが、その光を見て、優しさを繋いでいけるように。

早くお布団に帰りたいなあ。
あなたが私にくれたのは、優しい優しい言葉たちでした。

愛している。
世界で、たったひとりのあなたへ、「ありがとう」を贈ります。


◇◇◇◇◇

こちらの企画で、私とささいな笹さんが参加したのは、#ミルフィーユnote というもの。

#ミルフィーユnote
二人一組で参加する企画。
まず、何の打合せもせずに各自が文章を書く。
その後、二人の文章を一文ずつ交互に並べて一本のnoteとする。二人の書き手が折り重なったnoteはそう、ミルフィーユ。

フクイチさんのnoteより引用

このnoteを書くにあたって、私とささいな笹さんが決めたのは、お互い20行ずつ、書きましょうってことと、自分の文章だけで成り立つように書きましょうってことだけ。
それを書き終えて交換したのですが、私の公開しているこちらでは、ささいな笹さんから始まり私の1行で終わっていて、ささいな笹さんの公開しているnoteでは、私から始まり、ささいな笹さんの1行で終わっています。

お互いの完結した20行を、ミルフィーユのように折り重なる。

どんな風になるかなと思いましたが、お互いに大切な人を想って書いた文章は、とても優しく仕上がったんじゃないかなと思っています。

優しくて甘いささいな笹さんの文章と、私の書いた文章が絶妙にマッチする場所があるのが、とても嬉しかったです。

特にお気に入りはここ!

豚の角煮かカレーの中の玉ねぎぐらいにポカポカのとろとろになったと思えば、もう朝の岸辺。
あなたが私にくれたのは、かけがえのないたったひとつの愛でした。

なんか、優しくて甘くて、かけがえのない愛がほんのり伝わってくる。ほんと、ポカポカです。

ささいな笹さん、お付き合いいただきありがとうございます。
そしてフクイチさん、楽しい企画の発案ありがとうございます。

もし、私とミルフィーユnoteに挑戦してみたいという方がいらっしゃいましたら、お声がけしていただけると嬉しいです。

2020.10.24

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