ふたりだけに咲く華
素直になれなくて、キスしたいって言えなかった。
甘えられなくて、抱きしめてと言えなかった。
まっすぐに見つめられたら照れくさくて、目を逸らした。
握ってくれた手がくすぐったくて、嬉しさを誤魔化した。
あなたと自然にくっつける、この季節が好きだった。
肩を寄せ合い、手を触れ合い、同じ景色を見つめ合う。
真っ白に降る雪を見ながら、あなたの手の温かさを感じた。
その小さな幸せが、あなたと過ごす時間に溢れてた。
冷たい雪は、ふたりの心を近づけてくれた。
素直じゃないふたりも、雪の華が舞えば、無邪気に愛しあえた。
あなたにだから、愛を伝えたい。
あなたと一緒にいられる日々を、ただ信じてる。
今年、最初の雪の華を
ふたり寄り添って
眺めているこの瞬間(とき)に
幸せがあふれだす
「雪の華」中島美嘉より
30日noteマラソン参加中 12/30
2021.1.27
いつか自分の書いたものを、本にするのが夢です。その夢を叶えるために、サポートを循環したり、大切な人に会いに行く交通費にさせていただきます。