たったひとつの朝にめぐり逢えるまで
一緒にいる時間が幸せで、このまま時間が止まればいいのにと、何度願っただろう。
繋いだ手を離したくなくて、ぎゅっと握りしめると、あなたも握り返してくれたね。
時間だけがすぎていく。
電車を一つ見送って、言葉少なに見つめあう。
それでも、時間は止まらない。
夜になったら会えるのに。
だけど、夜が深まれば離れなきゃいけないんだね。
ただ一緒にいたいだけなのに。
何度別々の夜を過ごしたら、二人だけの朝に出会えるんだろう。
千の数だけある夜。だけど二人で迎える朝はきっと一つしかない。
まだその朝に出会えない私たちは、あとどれだけよるを数えたら、幸せの朝に出会えますか?
なぜ2人だけ 別々の夜を
終わらせなきゃ いけないの
あとどれだけ 夜を数えたら
光る朝に出会えるの
「千の夜と一つの朝」柴咲コウより
30日noteマラソン参加中 27/30
2021.2.11
いつか自分の書いたものを、本にするのが夢です。その夢を叶えるために、サポートを循環したり、大切な人に会いに行く交通費にさせていただきます。