ずっと渋谷の街から逃げていた
渋谷区に住んで4年目にして、やっと気持ちが解き放たれた。
30代は、東京という街そのものに避けていた自分がいた。どうしてなのかはわからない。本能的なものなのかもしれない。だから、京王堀之内にも6年住んでいた。実家の宇都宮のようで居心地よかったから。
今は、渋谷の街に慣れてきたっていう部分が大きいんだと思う。渋谷といってもわたしが好きな渋谷は、代々木上原とか山手通り沿いとか奥渋のゆったりとした時間が流れている場所。
渋谷で苦手な場所もある。渋谷駅付近や恵比寿、初台方面は落ち着かない。だから長居りしない。
4年住んだうちの2年は渋谷に浮かれてた。美味しいパン屋さん、どこを歩いても違う街にゆける便利さ。街のオシャレな家族や人たち。ばったり芸能人に会う生活。高級な家々。ワクワクしかなかった。
その反面、浮いてる自分もいた。その2年で4kg太った。節約なんて出来なかった。自分が乱れてしまった。
3年目でキックボクシングに出会った。一気に世界が変わった。夢中になれた。それがなかったら確実に渋谷から離れていた。気持ちがフラットになった。前向きに自分のことを考えられるようになった。わたしの人生には運動が必要ってほんとに思う。
今は渋谷にいたいって思う。逃げなくていいんだって。住んでいる街にいるといつも思う。
この場所にわたしが導かれてる意味があるんだって。
全部受け止めて、わたしができることをするよ。
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