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2020夏至/ドラゴンアイへ

(カバー画像:秋田県公式サイト 美の国あきたネット 八幡平ドラゴンアイ発信局 より引用)
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/40618

夏至はドラゴンアイに行くことに決めた

2020年6月21日(日)は夏至。一年で最も日が長いというだけでワクワクしますが、さらに今年は日食も同時に起こると聞けば、特別感があります。
そんな特別な日をただ過ごすのはもったいないと思っていたところ、最近SNSでお友達が「ドラゴンアイ」に関する投稿をしていたのを見て、ちょっと気になっていました。

ドラゴンアイとは、↓

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「八幡平ドラゴンアイ」とは青森・秋田・岩手の県境一帯「十和田八幡平国立公園」にある沼の一つ「鏡沼」に表れる現象。5月の下旬から6月の上旬にかけて、雪解けの過程で「龍の目」に見える造形が浮かび上がる様子からそう呼ばれているそうです。

そういえば最近、左目が調子悪くなって眼科のお世話になったり、他にも「目」にまつわる出来事がちょくちょくありまして、何故かドラゴンアイが気になったのです。

よし、2020夏至のテーマは「目」! 
ドラゴンアイにいってみよう~!と決心。
超ワクワクしてきました(*'ω'*)。
夏至♪日食♫ドラゴンアイ♬

いざ出発

朝6時に青森市を出発。道路はすいていて快適♪
ナビに従って青森~弘前~花輪~鹿角に入り、徐々に山の中へ。
十和田八幡平国立公園、
うねうね曲がりくねった松尾アスピーテラインを上ります。


途中「八幡平ビジターセンター」で情報を仕入れます。

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 見ごろは6月上旬ころまでだとすると、本日6/21は雪解けが進んで、形が崩れてしまっている可能性もあるのですが、、、きっと大丈夫!と信じて、さらに山道を走ります。

途中、地熱がモクモクと吹き出す「蒸の湯(ふけのゆ)」を通過。大地のマグマを感じます。

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そうそう、この辺りには温泉もたくさんあるんですよね。
「蒸の湯温泉」はじめ、湧出量・強酸性日本一の玉川温泉も、この国立公園内にあります。


そして最高の展望 大深沢展望所

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見渡す限りの山並み 体も心もスカッとする見晴らし。


大きな自然に包まれると、体の細胞一つ一つがふわっとふくらんで
すがすがしいエネルギーが満ちるのを感じます。


グレートビューを楽しみながら頂上付近へ到着。 駐車場(有料:500円)に車を駐車します。

このあたりには多くの沼地がありますが、これらは火口に水が溜まってできた沼とのこと。


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頂上までは歩きです

まだ雪も残っているので長くつに履き替え、ここから歩いてお目当ての「鏡沼」を目指します。


石畳の上り坂をゆっくり歩きます。

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ベテラン風の山男・山ガールや、家族連れ、友人同士などで適度な賑わい。
たまにサンダル履きの方も。大丈夫かしら

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ところどころ残雪もあります。


高山ならではのかわいらしい花々

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ご対面

歩き始めておよそ15分後
とうとう鏡沼・ドラゴンアイが現れました。

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だいぶ雪解けが進んで黒目の部分は湖になっていましたが、
虹彩の部分はまだ美しく残っています★
光の差し込み具合で、水の色がブルーやグリーンに変わるのが不思議。

自然がつくる造形に、しばし見とれる、、、。

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あと少し遅かったら、目の形は完全に崩れて、というか、いつもの沼に戻っていたことでしょう。ギリギリセーフで間に合いました♡




隣の沼は「ドラゴンの涙」だそうな
ぽってりとした深い翡翠色の湖面

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自然の力はすごいな~

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八幡平は日本百名山だそうです。

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山頂から雪解け水が流れていきます。

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北東北には龍が住んでいる? 

この近辺には青森の十和田湖、秋田の八郎潟、岩手の田沢湖がありますが、実はこの3つの湖にまたがる一つの伝説があります。
 「八郎太郎」というマタギの青年が龍になり→十和田湖に住み着いて→やってきた修行僧と闘って敗れ→八郎潟に移り住み→美しい辰子姫がいる田沢湖に会いに行って→そこで暮らすようになって→田沢湖は冬も凍らない湖になった→逆に八郎潟は凍るようになった、という物語(三湖伝説)。
 それと結びつけると、北東北の山々一帯には古くから龍が住んでいて、その目玉がこの「ドラゴンアイ」、その龍が流した涙が湖になっている、と考えれば、なんとなくストーリーになってて、うなずけてしまいます。青森県の形が龍の角にも見えてくるし、さらには日本全体が龍の形に見えなくもない、、、(笑)

八幡平のでっかい自然と、美しいまなざしのドラゴンアイ、そしてなにより夏至の太陽からパワーをいただけた最高の一日でした。

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2020年の夏至の太陽

(おわり)





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